日本語で読める!イスラエルの書籍
イスラエルにはたくさんの優れた作家がいて、様々な世界の言語に翻訳された作品がいくつもあります。日本語ももちろん含まれています。今回は、著作物が日本語に翻訳されたことがあるイスラエルの有名な著者を紹介したいと思います。
1. エトガル・ケレット(Etgar Keret)
イスラエルで最も有名な作家のひとりで、今までに10冊の小説と5冊の児童本を出版しています。彼の作品の中で日本語に翻訳された作品は、「突然ノックの音が」「あの素晴らしき7年」「ピッツェリア・カミカゼ」「銀河の果ての落とし穴」等があります。 特に「突然ノックの音が」は、喜び、悲しみ、ヒューマンドラマ、そしておかしな話など様々な話が読める短編集で面白いのでお勧めです。
2. メイール シャレヴ(Meir Shalev)
彼もイスラエルの有名な作家で、14冊の小説と21冊もの児童書を出版しています。残念ながら小説は日本語に訳されていないのですが、絵本の「こまるなあおとうさん」は日本語でも読めます。この本は愉快な本で、いつも子供が言ってほしくないこと周りにしゃべってしまうお父さんの話です。
3. アモス・オズ(Amos Oz)
オズはイスラエルの人気の作家でしたが、最近亡くなってしまいました。彼は生涯で35冊の作品を生み出し、ほとんどが他の言語に翻訳されています。その内の7作品が日本語に訳されています。「わたしのミハエル」「イスラエルに生きる人」「ブラックボックス」「地下室のパンサー」「 わたしたちが正しい場所に花は咲かない」 等です。
4. ダヴィッド・グロスマン(David Grossman)
グロスマンは18冊の小説と19冊の児童書を出版しています。彼の作品も様々な言語に訳されていますが、日本語だと「ヨルダン川西岸 アラブ人とユダヤ人」「ユダヤ国家のパレスチナ人」「 死を生きながら」 「ライオンの蜂蜜」があります。
5. ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
彼の名前は多分みなさん聞いたことがあると思います。ユヴァルは、世界で有名な歴史的な本、「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」を書いた人物です。「サピエンス全史」は65もの言語に訳されていて、世界で1200万部以上を売り上げました。この本が出版された2011年、「サピエンス全史」はイスラエルのベストセラーになる、そして世界でもそうなると私も感じました。石器時代から21世紀までを中心に、人類の歴史を物語っています。これはすべての人が読むべき本です。
私がここで説明したこの5人の著者は、イスラエルで最も人気がある著者で、ほとんどのイスラエル人はおそらく彼らの本を1つは読んでいます。 私自身、メイール シャレヴ、トガル・ケレット、ユヴァル・ノア・ハラリの本を読みました。とても良い本です。
この記事がきっかけになって、もしどれかの作者の本を読むことがあれば、是非コメントをもらえると嬉しいです。
オルリ
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