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トイレの神様

9年前にヒットした「トイレの神様」を覚えてますか?

「トイレには女神さまが住んでいて毎日綺麗にしたら女神さまみたいにべっぴんさんになれるんやで〜♪」

キブツでトイレの掃除をしていると毎日私の頭の中に流れてきます。

トイレの神様なんて八百万の神様がいる日本ならではの発想だなと一神教の国にいるとつくづく思います(笑)

医療用プラスティックを製造している会社の清掃は、ベテランのお母さんたちが毎日清掃しているのでトイレがピカピカだし、清潔になるのがとても気持ちがいいです。


私は以前にカナダのホテルでハウスキーパーをしていたので気にならないのですが、一緒に働いているコロンビア人やエクアドル人の若い子達は、汚いと嫌がって便器に一切触ろうとしません。

一瞬「いや、それ働いている人を目の前にしてちょっと失礼では、、、」と思ったのですが、お母さんたちもいつもの事のようで、あまり気にしていません。(もしかしたらアラビア語で何か言ってるかもしれませんが(笑))

でもふと思ったのです。仕事のランクって誰が決めるのかなと。

お母さんたちは清掃のプロフェッショナルです。手を一切抜きません。だから一緒に働いていて気持ちがいいのです。これが怠けてたら私も嫌です。


自分が納得してプロフェッショナル根性で働き、それが人のためになるのであればその仕事はとてもいいものになるのではないでしょうか。


そして何をしていようがそれを側から見た人が勝手にランクをつけるものではないと思うのです。
、、、という自分の思考がぐるぐる回りながら便器をゴシゴシ。。

とりあえず毎日トイレ掃除をしてるので、この淀んだ心が少しは綺麗にならないかな〜と日々思いながら働きます。

もちろんべっぴんさんにもなりたいです。

※この記事は2019年5月31日に書かれました。

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