防衛からの発展

2019.12.06

この前、東京で行われていたサイバーテックイベントで講談していたホリエモンこと堀江貴文さんが、「失敗を心配するより飛び込むことが大事」と言っていました。
この考え方はわたしがイスラエルに滞在していて強く感じた事のひとつです。

イスラエルではリスクを考えて何も行動しないよりは多少の無理があっても「兎に角やってみる」とチャレンジする人が多いです。
そのぶん失敗も多いですが、失敗は成功の糧と考えているので、気にせず次へ次へと進んでいきます。また周りも失敗には寛容です。

歴史からも、昔から民族の迫害や土地の略奪の繰り返しだった経緯から、「諦めたらやられてしまう」というユダヤ人の生命力を感じます。
その精神は国の祝日を通して子供たちに受け継がれ、また徴兵制度で、自分の国は自分たちでしか守れないという責任感が形成されるようです。
(※といっても日常生活でその緊張を感じることはほぼなく、国内は平和なものです。)

また、ユダヤ人の強いところは土地を追われて世界に散っても、強いネットワークを持ち、お互いを支援し合うところです。教育を大事にし、知識を資産、そして武器とします。

国としては【政府】ー【大学】ー【投資家(VC)】ー【防衛軍】がつながって、優秀なテクノロジーを起業へと導いています。 

そういった意識とシステムが、国のセキュリティを強くし、加えて、常に新しい物を生み出すバイタリティ溢れたイノベーション大国の源になっています。

それに比べて日本は平和ボケしているなぁと思っていたのですが、戦前の日本でも似たような教育とシステムが小さくともあったというような話を最近聞きました。

また、電子国家で注目を浴びるエストニアでも、ロシアから身を守るため、国のシステムを全て電子化してセキュリティを強化したりと、国の防衛のためにテクノロジーが発展したという経緯があるそうです。

他国からの危険性が、幸か不幸かその国の発展の起爆剤になっています。

画像1

写真は堀江さんが宇宙ロケット発射に失敗した時の画像。嬉々として「迫力あって映画みたいでしょ!」と紹介。失敗をもネタにするホリエモン、強い。

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