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イスラエル内務省

イスラエルには各地域に内務省が設置されていて、移民局のような働きをしています。

私はキブツを離れ、ボランティアビザも数日で切れる状態でしたが、そのままイスラエル残りたかったので、観光ビザ変えたいとKPC(キブツボランティアセンター)のマネージャーに相談したところ、一度出国してイスラエルに再入国したら、自動的に変わるとのこと。

言われた通り、用事もあったため日本に一時帰国しイスラエルに再入国したら、なぜかまだボランティアビザのままで、しかも入国したばかりなのに、後3日で切れるとのこと、、、!

びっくりしたのでその次の日、急いで内務省へ駆け込んだ次第です。

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最初に行ったのはテルアビブの隣町、Ramat Ganの内務省では色んな人種の方たちと順番を待ちました。
アフリカ系
アラブ系
ヨーロッパ系(特にフランス語圏の人)
アジア系etc...

特に介護で働きに来ているフィリピン女性がイスラエルはとても多いのですが(インドとタイ等も多い)、内務省でもフィリピン語とタイ語が飛び交っていました。

オンラインで予約してから行くと早いのですが、その問合せサイトにリクエストを送っても一向に帰ってこないため、仕方がなくクーラーの冷風と戦いながらオフィスで6時間待ちます。

暇なので人間観察していると、

書類をしっかり用意して待っている人や、手ぶらで携帯を眺めてる人、戸籍登録なのか生まれたての子や、小さい子供を抱えて訪れているお母さんや夫婦など、沢山の人がひしめき合っていました。

人数に対してあきらかに少ないスタッフ。やっと通されたオフィスの50代の男性は明らかに働きすぎな疲れた表情をしており、目の奥が私を見ているようで見ていない。いろんなことを考えて頭がグルグル回ってるのがわかります。(お願いだから人増やして〜!)
そして、結局ビザは他の地域の内務省で発行されているので何もできないと言われ退散。待った意味、、。

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すぐ別の日にその内務省があるPetach Tikvaへバスで向かいました。

超正統派の方も結構見かけるローカル感満載な町を抜け、内務省に着きます。やはりそこでもいろんな人に囲まれて4時間待ちましたが、やはり何もできないことが判明。

結局、ボランティアビザに関しては特別な処置がされているらしく、キブツボランティアビザを発行した責任者を連れてこなければいけないそうです。

(2回目はそのキブツのマネージャーから内務省に行って聞いてみろと言われたのに、、、。)

何も成果は出なかったのですが、人間観察しながらイミグレで奮闘している人たちに紛れてトラブル対応をしている状況がなんだか可笑しくなって、少し面白かったです。

自分が”外国人”になることで普段見えないいろんな苦労が知った!と、ポジティブに構えることにしました。

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そして結局ですが、キブツのマネージャーでも切り替えは無理だということが判明し、結果、イスラエルを出国してキプロスに飛び、ビザが切れたと同時に再度イスラエルに戻って再入国という荒業になりました(笑) 

そしてその結果、3カ月の観光ビザが取得できました!

ちなみにキプロスは飛行時間一時間または45分で、10,000円ほどで航空券が買えます。ギリシャ正教とトルコ系が半々なので、コーシャ関係なく魚介類食べ放題です!すごくおすすめです!

今までの心配はなんだったんだろうかと思うくらいイスラエルのボーダーコントロールでは質問も何もなく通れたので、拍子抜けしてしまいました。

(列の流れが速い比較的検査が適当そうな入国管理官のボックスに並んだのも効果的だったかも?!)

ボーダーでは決まった答えがない、人に寄って言うことが違うらしく、現地の方にはとてもイスラエルらしいと皆さんに言われました。恐ろしやイスラエル。

とりあえず今回気づいた事は、
・ボランティアビザが有効の間は出入国してもどうやってもビザは失効せずそのまま有効。
・最近アジア人の不法労働を警戒して入国審査が少し厳しくなっている?
・キプロスはイスラエルから1時間と近かった、そしてご飯が美味しい

の以上です。

聞いたところ、観光ビザを延長すると労働を疑われて引っかかるようです。私の場合はボランティアビザが切れてツーリストとして初めてのイスラエル入国だったので問題なかったのかなとおもいます。

また、たとえば観光ビザ3ヶ月が切れて、その後もう一回再入国したい場合、どのくらいの期間を空けて帰ってこれるかの決まりがあるかは確認できませんでした。。

いろいろと確認できない部分が多くて気持ち悪いのですが、ひとまず再入国できて安心です。しかし次はイスラエルで働くための労働ビザの申請が待っています。

写真は空港のボーダーでもらうブルーカード。B2は観光ビザの意味。

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※この記事は2019年9月に書かれました。

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