イギリスで生まれたユダヤ人、ベン

同じキブツのボランティアでガーデニングの仕事をしているロンドン出身のベン。身長は大きいけど少し動きがガーリーな20歳の男の子です。

ちゃんとした写真がない....(笑)

彼はユダヤ人で、両親はイギリスに住んでいます。キブツに来たのはイスラエルに彼だけ移り住むための準備だそうです。

別に両親と不仲という訳ではなくて、イスラエルの方がロンドンより犯罪が少なく安全だし、断然住みやすいと考えて決めたそうです。

あとイギリス生活でユダヤ人差別を感じるのが嫌だとか。

ユダヤ人があーだこーだと日本で会話になることは皆無なので考えたことがありませんが、もし自分が差別の対処だったらどうするかと考えてみました。
自分が生まれ育った土地であれば家族や友人と居るために差別はあれどもその国にいるかもしれない。

片やイスラエルは、帰還するユダヤ人(アーリア)に関して国のサポートがしっかりしるので教育や住む家などは困らない。もし自分を蔑む人がいない場所が用意されているのであれば、私も新しい生活を求めて同じ事をするかもしれません。
さらにヨーロッパ人であればイスラエルと簡単に行き来できるので家族や友達にも会えます。

さらにベンはローマ帝国に鎮圧されてから自分の先祖がこの土地を離れて2000年経った今、自分がイスラエルに戻る事にとても感動しています。

すこし大げさなのでは？とも思ったのですが、先祖はずっと日本で生まれ育っている私にとっては想像もつかない壮大な話しです。

日本にいたらきっと気づかない感覚にあいました。

ここまでまじめな事を書いてますが、彼はキブツ生活が気に入り、延長を求めましたが働きが良くないということで延長できませんでした。ベンは少しナヨっとしてるので重いものが運べません（笑）

将来はイスラエルでガーデニングデザイナーになるのが夢のベン。今後は少しの間テルアビブで父親の知り合いのところでガーデニングの仕事をして、今年中には2年の兵役に行くそうです。大丈夫か少し心配です、、。
彼にとって変化の多い実りのある一年になりますように。

この記事は2019年4月4日に書かれました。