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マダガスカル96日目

学校のバカンス開始が1日早まって今日からお休みになりました。
と言うことでもちろん体育の授業もなくなったのでテキストブックの作成を進めることにしました。

職場の同僚も半数以上来ていませんでした。理由は知りませんが出張に行っているのか、それともお休みが始まったのか。基本的に日頃関わるのは学校の先生で、所属先の職場の人と仕事の話をすることほとんどありません。と言うよりほとんどの時間学校にいるので話したくてもその機会が少ないことも一つの理由です。

いつも机に座って携帯ばかり触ってる人もいれば本当に忙しそうにしている人もいて見ていると不思議な気持ちになります。それでも同僚は何も言わないということは、その仕事をしてないように見える人も何かしらの役割を担っていると言うことなのか。

働き始めて僕の仕事への助けはもちろんゼロです。それぞれ自分の仕事があってそれどころではありません。
自分でやって、自分で成果を出さなくてはならない環境です。
逆にやる気が出るので気に入っています。

しかしマダガスカルの歴史や文化を学ぶ為には現地の人との交流が不可欠です。それに語学レベルのステップアップにも会話が必要不可欠です。
その点、僕のデスクの近くに座る二人の同僚はいつも僕を気にかけてくれてたくさんの会話が生まれています。とても感謝しています。

体育の話し、僕の仕事のヘルプがないのは、僕が質問したり、助けを求めた事がほとんどないかだと思っています。
人を巻き込んで何かに挑戦する事が得意ではありません。自分でやった方が早く終わるし、楽だと考える気持ちが大きかったのも事実です。

だけどそれでは乗り越えることが難しいこともあります。
協力してくれる人、助けを求めれる相手がいることは、言い換えるとそれだけ信用してもらえてると言うことでもあると思います。なぜなら信用している人に頼まれるとつい助けたくなるものです。

その信頼関係を築く為には二つのことが重要になります。
一つ目、自分が任されている役割を一生懸命全うする。
二つ目、もっと会話して相手のことを知り、自分を知ってもらう。

信頼関係構築に近道は存在していません。一瞬の出来事で崩れる可能性があるものを慎重にコツコツと積み重ねていくしか方法はないのです。

具体的に体育の話ができないのにも理由があります。それは僕が所属する職場は教育機関であるものの、先生が所属する場所ではありません。先生の経験者もいません。

逆にその環境だからこそ型にはまらない授業の形や授業のヒントを見つけれるのかもしれないと考えました。

この現状を変えることは不可能です。一度に教員経験者が転勤してくることなんて絶対ないので、ではどのようにものの見方を柔軟に変えていけるのかが鍵になります。

「この環境だからできない」思考停止の意見は必要ありません。
「この環境だからこそできる」こう考えて突き進んでいきます。

来週はもう学校がないのでこの期間にいつも以上に同僚と話すことを心がけてみようと思います。

では良い週末をお過ごしください。





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