花相の読書紀行№.90『花咲舞が黙ってない』

銀行の闇に切り込む、正義の行員！

【花咲舞が黙ってない】／池井戸　潤
＜あらすじ＞
あの人気キャラクターの最新作 。「読売新聞」好評連載がいきなり文庫に!
東京第一銀行の跳ねっ返り行員・花咲舞は、己の信じる正義のもと、空気は読まず、時にブチ切れながら、問題支店や勘違い行員の指導に奮闘している。 そんな中、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまい……このままでは我が行はダメになる! 歯を食いしばり行内の闇に切り込む、痛快連作短篇。
　　・第一話　たそがれ研修
　　・第二話　汚れた水に棲む魚
　　・第三話　湯けむりの攻防
　　・第四話　暴走
　　・第五話　神保町奇譚
　　・第六話　エリア51
　　・第七話　小さき者の戦い
 
★感想
銀行系経済小説⁈なんだけど、痛快爽快一気に突っ走るみたいな、経済知らなくっても楽しめちゃう本でした。
ちらちらとご存知、半沢直樹も登場させて、読んでる者を捉えて離さない、そんな処にもやられちゃった私は、気が付いたら最後のページ。
 
TVドラマめったに見ない派の私ですが、今回はドラマの方も観てしまいました。
2014年日本テレビ制作のドラマですが、今はネットＴＶで見れちゃうので、本当に便利。
主演は、花咲舞役に“杏”さん、調査役の上司に“上川隆也”さんとなかなか配役も魅力的でした。

花咲舞が黙ってない (中公文庫)