毒親と毒姉から独立する話①
〜いつもとは違うお話です〜
わたしの家族構成は、父、母、姉、わたしの4人。
わたしは比較的母と似ているところが多い、らしい。
どちらかというと姉は父親似だ。
今回のお話において大切になってくる、この二人。
父親と姉にたくさん苦しめられた話を残してみようと思う。
父親の話から、話してみることにする。
幼少期から父親はよくイライラしていることが多かった、気がする。
昔は特にその怒りが誰に向けられるわけでなかった。だけど物心がついたある日、突然その怒りがわたしに向けられた。
最初に何に対して理不尽だと思ったか、なんて覚えていない。
親族や父親に容姿をディスられていることとかはわりと最近のことなのでよく覚えているが、なんせ昔の記憶は、病気になった時にほとんど消えてしまっている。
(ちなみに最近知ったが、容姿をひどく傷つけられることも普通ではないらしい)
父親の怒りはいつわたしに向けられるのか。
たとえば、父の帰宅までに雨戸を閉め忘れたとき。父が帰宅するまでに閉めろとかそんなルールはないし、機嫌がいい時は父親自身で閉める。ただそれだけのことなのに、それだけでどれくらいかは忘れたけど、かなりの時間拘束されて怒られた。
たとえば、わたしじゃない誰かが間違えて鍵をかけてしまい偶然父を締め出してしまったとき。犯人である姉は出てこず、呼ばれて素直に階下へ向かったわたしが締め出されて怒られた。(この場合は、姉も悪い)
(父の怒り方は、人格を否定するタイプの怒り方で、とやかく叫ぶというよりはねちこく言われるような怒り方だったから、昔から、父のことがとても怖かった。)
イライラしてることをとにかくぶつけて、気が済んだら終わる。かわりに、気が済むまで続く。
父のイライラに遭遇したくないわたしは帰宅するなら部屋に篭もるようになった。
父が門扉を閉める音でその日の機嫌がわかるようになった。
父は運転してるときにイライラするとありえないスピードで乱暴な追い越しなどを繰り返すので、父の運転する車にも乗りたくなくなった。
家族で出かけている時も、家族でご飯を食べている時も、誰かの言葉で機嫌を損ねるんじゃないかといつでも背筋を伸ばしていた。
気を使って、言葉を発するようにしていた。
ぶたれても、ひどい言葉を言われても、わたしが悪いからだ、と思うしかなかった。
それが引き金だったことは、知らなかった。
わたしはそう思うことで、自分自身を追い詰める性格を作り上げてしまった。
父親は、自分に一因があることを知らない。
精神を病んでしまってからも、わたしは父親にずっと気を遣っていた。明るく振る舞っていた。
だから、父親はわたしを見て元気だと思ったのか、働かないのかとたくさん聞いてくるようになった。
わたしはたくさん嘘をつくようになった。
"仕事探しているよ""いまは元気だから"
感情の波が来て落ち込んでしまったとき、力ずくで自殺しようとするわたしを止めて、ただ、"ここで自殺をしていない"という事実を作り上げる。それが終わったらすぐさま立ち去る。苦しみも辛さも一人で抱えるしかない。わたしが全部悪い。
死ぬことも許されないのか
その時初めて父親を本当に憎んだ。
昨年、父親と母親が離婚した。わたしは、母親について行った。もちろん姉も、戸籍上は母親の元にいる。(姉は一人暮らしをしているため関係はない)
離婚する少し前、飼っている猫は、父親の不機嫌の捌け口にされてしまっていた。守るために休日はなるべく家にいるようにしていたけど、それも限界だったから、何よりも早く家を出たかった。
母親はそれでも離婚とかの手続きがねえ、と渋っていた。
わたしが押し切る形でなんとか引っ越すことができた。
そして引っ越してから飼い猫のストレスは無くなったらしく、くつろいで過ごすようになった。
父と母が離婚してから父に会うたびに、わたしはきっと父にとってのお荷物だったんだなと思う。
全てから解放されたような顔とか、今までとは違い全くイライラしないところとか。
子どもがいるだけでストレスだったのかもしれない。ましてや、それが精神を病んでしまうなんて、きっとどれほどのプライドが傷ついていたんだろうか。
そんなとを考えていたら、どんどん苦しくなった。
わたしは、父親に会うたびに、父親から連絡が来るたびにしんどくなるようになってしまった。
ずっとしんどかったことを我慢していたけれど、もう離れたのだから、楽に生きたい。
なるべく遠くに離れていたい。
今は、連絡をとっていない。
離婚してから、父親と母親は手続きの時以外あっていない。
その代わりに、母親から父親の悪口を聞くことが増えた。
なんの言葉も信用できなくなってしまう。
父親の悪口も、それを言う母親も、今のわたしには負担が大きくて辛い。
世界はそこまで優しくないんだなと思うと、少し死にたいなと思う。
そしてその少しが積もったら、行動に表れてしまうのだろうか。
次回は、姉の話をしようと思う。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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