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たかがTシャツ、されどTシャツ。

 普段いろいろなデザインをしている。建築、インテリア、最近はTシャツまで。Tシャツってスゴイいろいろなデザインがあるけど、案外しっくりくるものがなかったりする。好みの問題だからいいんだけど。

 仕事だからと言って、前みたいにきちんとした格好しなきゃないわけでもないんだけど、かっこ悪かったら仕事柄アウト。サラリーマン風だとセンスあるものを作れそうな人に見えたりする。

 デザインって、好き勝手、センス次第みたいなイメージだけど、案外そうでもなかったりする。マスターピースつまり名作といわれるものは、斬新に見えても実は人間的な尺度を守っていることが多い。

 実際の仕事は、経済性に左右されることが多くなかなか理想を貫くのは難しいけど、多少の衝突覚悟でやりたいものを提案していかないとやってられない。

 デザインの尺度の一つに、黄金比がある。簡単に言えば美しく見えるプロポーションだ。大昔からなぜか、美しく見える比率を人間は発見していた。縦×横の比又は、横×縦の比が、1.618・・・となっているというあれだ。自然回にも勝手に、黄金比で出来るものがたくさんあるという。つまり神が作った自然法則というべきか。

 黄金比の長方形の内部に、正方形を入れていくと、なぜかまた黄金比の長方形が現れる。内部に向かって永遠に繰り返すことが出来る。

 これを描くと上の絵のようになる。いっそ、日々デザインを問うために、Tシャツにしてしまった、といえば聞こえが良いだろうか。はたして誰が着るのか?


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