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無印良品のジャスパー・モリソンがデザインしたカトラリーを手に取ってみる。

 昨日、究極の「ふつう」をデザインする、大御所デザイナーのジャスパー・モリソン氏のカトラリーを無印で買ってきた。

 もともとカトラリー好きで、入れるところがいっぱいなので、中くらいの微妙なサイズ感のスプーンとフォーク、スプレッダーナイフを買ってきた。フォークとスプーンはどちらもデザート用という事になっている。

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「ふつう」のようで「ふつう」でないきれいなカトラリーだ。ナイフは、先端が少し長めでテーパーがわずかにかかっている。スプーンはすくう部分の丸みが美しく、少し厚めでかわいらしい。よく、すくう部分のエッジがとがり気味で口にあたった際に気持ち悪いものがあるが、これは適度な厚みで良さそうだ。一番他とは違って見えるのは、このスプレッドナイフのフォルムだろうか。ふつうはしないような丸みを帯びたかわいらしいフォルム。ふつうのなかのデザイナーズの雰囲気という感じだ。持ち手のほうも少し厚みがあり、重さ、バランスもいい感じ。高級感がある。ステンレスのシルバーの色目も美しい。

 フォークも、スプーンも一番小さいものがよくあるサイズ感で売っていたが、この中間サイズを購入したのは、無意識で手に取る瞬間を楽しみにしてのことだ。何に使うときに、この中間サイズを使うだろうか、楽しみだ。

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 しかし、それぞれ数百円しかしないカトラリーが大御所出デザイナーがデザインしていて、売り場にはデザイナーの名前が出ていない。当たり前のように美しい商品をしかも安価に並べる「無印良品」恐るべしですね。哲学、ポリシー半端ないです。使うと、少し生活が気持ちよくなるのは間違いないから、使ってみるといいね。

https://www.jaspermorrison.com/


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