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献血:健康だからこその社会貢献

会社経営をしていて
「事業を通じて社会貢献する」
という気持ちがあり、納税や雇用、取引先への貢献など、それなりに役に立っているという自負はあります。
しかし少し間接的というか、まあ、企業として当たり前と言えば当たり前のことで、殊更アピールするほどのものでもないのかなという気持ちがあります。


なぜ献血を選んだのか

人のために何かしようという想いはあっても、被災地ボランティアなど大きな労力と時間が必要な貢献はなかなかハードルが高く、今の私にとっては難しいものです。
コロナで仕事が暇になったころ、ふらりと立ち寄った市役所かショッピングセンターで献血バスを見かけたことが献血のきっかけだったような気がします。そこから「献血」にはまって、日本赤十字社からメールが届くたびに予約を入れて、献血をするようになりました。
学生時代にも献血をしたことがあります。友人から「なんかジュースとかもらえるぞ」みたいな誘いがあって興味本位で行ってみたのが最初でした。その後は、鼻炎がひどく常時薬を飲むようになり一回こっきりでやめざるを得なくなりました。
今はたまに花粉にやられることはありますが、そうした薬を常習的に服用していないため、献血を行うことができます。

予約しておいて気が重い

自分にもできる貢献が見つかった!と思い、献血の案内メールがくると、勇んで予約を入れるのですが、、その後、気が重くなるのです。
血を見たくないのと、血が吸い出されるときの何とも言い難い感覚を思い出すと、なんで予約しちゃったのかな~と後ろ向きな気持ちになります。
意味不明ですよね。
でもこれは自分がした約束だし、これで救われる人がいるのならと自分を奮い立たせて献血会場に向かうのです。

献血の流れ

献血の経験がない方のために、献血の流れを解説します。
会場や状況によって内容は前後することがあると思いますが、大まかな流れと捉えてください。

  1. 受付、献血カード、指紋認証、氏名、生年月日など本人確認

  2. 体重測定

  3. 問診、朝食時間、睡眠時間、体調を聞かれます

  4. ドリンクを渡され、全部飲むように言われます

  5. タブレット端末で行動記録をなどを尋ねられます。海外への渡航履歴、病歴、性的経験、エイズ検査目的でないかなど

  6. 上記、全て問題ないことが確認できれば、採血場所(バス)に移動

  7. 医師による血圧測定(氏名、生年月日の確認)

  8. 指先から微量の血液を採取し、ヘモグロビンや濃度を測定します。この時点で問題があればお断りとなります。数回ですが中断の判定をされた方を見たことがあります。いずれも女性でした。採取する専門の看護師さんがおり氏名、生年月日の確認をされます。

  9. 血管の状態を確認し、右腕か左腕か決めます。自分で指定することもできますが、献血バスの場合はスペースが狭いため、右腕用の座席、左腕用の座席が固定されているため、それもどちらの腕から採血するかの判断材料になります。

  10. 採血席に座り、看護師さんから氏名、生年月日の確認され、採血上の注意事項を書いた資料渡され読むように言われます。

  11. 消毒後、採血スタート

  12. 足をクロスさせ、足の甲を伸ばして5秒、縮めて5秒を5回繰り返します。その後クロスした足の上下を入れかえ、甲を伸ばす縮めるを同じように繰り返します。これをワンセットとして、採血が終わるまで続けます。おそらく血液循環が良くなり採血がスムーズになるのだと思います。

  13. 針を抜いて採血完了

  14. この後の行動の注意事項の説明があり、特に用を足すときには、必ず椅子座の便器で座るように指導されます。立ったままだと、貧血により倒れることがあるそうです

  15. 献血バスをおり、受付に戻り、またあらたなドリンクをもらい、10分ほど座って休憩し、体調に問題がなければ全て完了となり、帰ることができます

少し慣れてきた

長々と流れを綴ってきましたが、全て誘導していただけるので、難しいことはありません。ここのところ慣れてきたので、以前のように気が重くなることはなくなりました。それでも何となく緊張感はあります。
また慣れたせいか採血時間が短くなったと思います。
以前、看護師さんに自分の手を触られたときに「冷たくなってますね。食事してから時間がたつと体が冷えやすいんですよ」と言われたことがあり、それ以降、献血前にカロリーの高いものを少し摂るようにし、体温を上げるようにしています(実際どうなのか不明ですが)。
献血を始めた頃は、採血中にスマホを見て暇つぶしをしていましたが、最近はあっという間に終わってしまいます。今回は400mLを5分ほどで採血できました。

自分が健康でいることが大切

採取された血液がどうなるのか分からないのですが、きっと誰かの役にたってくれているだろうと思います。
実際どうなるのか、日本赤十字社のサイトに詳しく解説されています。

多くの献血が求められていますが、安全な血液の確保のためには厳しいチェックがなされており、献血をすること自体、なかなかハードルの高いことではないかと思います。誰もができる貢献ではありません。
献血で自分の血液を提供するためには、自分が健康であることがとても大切ですね。400mL献血の場合、次回は12週間の時間間隔が必要です。約3か月です。そうなるとせいぜい1年に4回が限度です。我ながら貴重な貢献だと思います。
ちなみに今回の表題のイラストはchatGPTで描きだしたものです。
「献血」ぽいイメージなっていますがどっちかというと
「輸血」になっていますね。
実際には血液バッグは上から吊り下げられておらず、腕と同じぐらいの高さのところに置いてあると思います。イラストのような、あんなに血が見える位置にあったら、私、献血が嫌になりますわ。

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