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体心技 タイシンギ

武道では「心技体」という言葉があります。
精神、技術、肉体の3つがあいまってより良いパフォーマンスを生み出すという考え方です。

私は先輩から
「体心技(タイシンギ)だよ」
と教わったことがあります。
これは大切にすべき順番を表しています。


『体』 肉体の健康

先週末、少し風邪をひいてしまい、やろうと思ったことができませんでした。
まずは健康的な生活を送ることが何より重要です。
しかし健康な時ほど不健康なことをしたがるものです。
一番は睡眠ですね。夜更かしはロクなことがありません!と分かりつつ、ついつい動画を見てしまったりすることがあります。有益な情報であっても体には悪影響です。
そして寝る直前に酒・つまみを胃に入れるなど、健康にとっては良くないことを重ねていきます。
そして十分な睡眠がとれず、翌日のパフォーマンスが下がります。
わかっちゃいるけど。。。
食事も大切なファクターですね。肉体は食べたものでできていますからね。ビールやスナックでできた肉体は、頑健なはずがありません。
健康に長生きしているご老人は肉食のことが多いようですね。
ということは歯がしっかりしていることが前提です。
すべて繋がっていますね。

『心』 精神の健康

精神力があれば、肉体の疲労を乗り越えられる!
のはほんの一時です。
火事場のバカじからもありますが、日常が火事場では精神が持ちませんね。
少し風邪ひいたぐらいでも、気は滅入ります。
喉が痛い、鼻水が止まらない。そんな程度のことなら気合で乗り越えることもできるかもしれませんが、そのために余分な体力・精神力を使うことになります。マイナスの状態をプラスに持っていくなんて本来ムダですよね。
精神の健康のためには、ポジティブな環境に身を置くということが大切だと思います。愚痴や悪口が絶えないネガティブな環境に身を置いていては、いずれ取り込まれてしまいかねません。
京セラ創業者の稲盛和夫さんの教え
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
考え方とは生きる姿勢でありマイナス100点からプラス100点
熱意と能力はそれぞれ0点から100点
という設定です。
「心」は「考え方」と「熱意」にあたる部分です。
考え方がマイナスだと恐ろしいことです。熱意も能力がゼロならゼロで人様に迷惑をかけることはないかもしれませんが、なまじ熱意・能力が高くて、心がマイナスだと、たとえば詐欺師のように知識を悪用し、弁舌も巧みに人をだますといった事象が生まれてきます。

『技』 技術の向上

ここは才能や訓練によるところが大きいと思いますが、「体」と「心」が充実していなければ、取り組むことができなかったり、効果が薄かったりだと思います。
睡眠不足や基礎体力が不足していれば、勉強も運動も身に入りません。そして自分自身のスキルアップが感じられなければ、気持ちも乗ってきません。

体心技サイクルでスパイラルアップ

こうして見ていくと、体→心→技は、PDCAサイクルのようにグルグル回って、生活を充実・改善していくという流れになります。
スタートは「体」、次が「心」、最後に「技」です。
生活の中で上手くいっていないことがあれば、まずは「体」を大切にする必要があります。
おそらく生活習慣を変えることになるので、難易度は高いと思いますが、私も三日坊主を繰り返しながら、できなかったことよりも、できたことに目を向けるようにしています。
ちなみに私は毎日note配信するために、脳がよく働くようにしておかねばなりません。眠気が続くと考えもまとまりませんからね。そのため夜更かしを続けないように少し改善しました。
何か行動することにより、連動して他の行動に影響が出ます。
良い行動は良い思考を生み、良い思考は更に良い行動を生み出します。


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