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【禁戒・勧戒で心を整える】

竹下雅敏先生の『禁戒勧戒とチャクラの浄化〜その1)カード実習と講話〜
』動画より
https://shanti-phula.net/ja/video/blog/?p=208

・禁戒・勧戒とは

ヨガの世界では「ヤマ・ニヤマ」とも言われる。

「ヤマ」(禁戒)…やってはいけないこと

「ニヤマ」(勧戒)…積極的にやったほうがいいこと


高名なヨガのマスターは、弟子に奥義を伝授する際にその弟子の才能よりも、普段の生活でこの「ヤマ・ニヤマ」をどれだけ実践できているかで、判断すると言われている。

人が生きるための基本的な指針。


・「ヤマ・ニヤマ」は7つのチャクラに対応している。

ムラダーラ(非暴力/清浄)

スワディシュタナ(正直/知足)

マニプラ(不盗/苦行)

アナハタ(禁欲/読誦)

ヴィシュダ(不貪/信仰)

アジュナ(識別/離欲)

サハスラーラ(無執着/全託)


・ムラダーラ

(非暴力)
他人に危害を加えないことは当たり前だが、物理的な攻撃だけでなく精神的な攻撃もしないこと。

いわゆるパワハラなど、言葉で相手を責めること。

上司が部下へ、先生が生徒へ、親が子供へ誰かと比較して嫌味を言うことなど。

(清浄)
自分の身体や環境を常にきれいに保つ努力をすること。

身体や環境が汚れてくると常にイライラして、他人に当たってしまう原因になる。

男性は風俗などに行くと一発で身体が汚れてしまう。



・スワディシュタナ

(正直)
他人にウソをつかない、ごまかさない、お世辞を言わないなどは分かりやすいが、一番注意しないといけないことは自分にウソをつかないこと。

今の会社や今の人間関係に満足しているとか感謝しているとか、本当にそう思っているなら問題ないが、本当は不満があるのに他人にそう言って自分にウソを言っている。

自分にウソを繰り返していると、いざ本当に手に入れたい物が見つかったとしても、いつもウソをついているので手に入らない。

(知足)
今の状況を正直に受け入れることからはじめる。



・マニプラ

(不盗)
他人の物やお金を盗まないは当たり前だが、人の時間やエネルギーを盗まないこと。

例えば、いつも自分の都合で周りの人を振り回す。

複数で会話しているのにほとんど自分が発言している。

必要以上に他人の承認や注目を求めることも他人のエネルギーを盗んでいることになる。

不倫も相手が既婚者なら盗んでいることになる。

(苦行)
どんな逆境でも心を平和に保ち人に当たらないこと。

ストレスは自分で発散処理する。



・アナハタ

(禁欲)
心と身体のバランスを崩すほど何事もやりすぎないこと。

節度をわきまえる。

いわゆる中毒にならないこと。

(読誦)
自分の心を高める書物などを読み勉強する。



・ヴィシュダ

(不貪)
独り占めしない、独り勝ちしない、貯め込まない。

例えば飛行機のエコノミークラスに乗っていた人がビジネスで成功して、ビジネスクラスに乗ったら次はファーストに乗りたいと思う。

そして、ファーストクラスに乗って窓の外を見ると自家用ジェットに乗っている人を見かける…

このように物質的な成功に終わりはない。

(信仰)
独り占めせずに自分に関わる人の幸せを祈る。



・アジュナ

(識別)
真理とそうでないものを見極める。

本当に自分にとって何が大切かを見極める。

不幸なことが起こっても自分の言動の何が原因だったのかを識別する。

『真理は愛を通してのみ得られ、社会的地位や名声、ましてや富を獲得することが人生の目的ではありえない』

才能やパワーを得て溺れることに注意する。

才能やパワーは人のために使う。

(離欲)
反応や結果を期待しないで行動する。



・サハスラーラ

(無執着)
世の中の善のために何事にも囚われず、すべてを手放す。

(全託)
すべてを神にお任せする。



【まとめ】
いきなりすべてを実行するのは無理があるが、日々の生活の中で、できるだけ人を傷つけないようにし、できるだけウソをつかないようにし、できるだけ人から時間やエネルギーを奪わないように意識することからはじめてみよう。

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