伝えていない聞いていない

・ファーストフードでよくある会話

先日、うどんのファーストフード「丸亀製麺」に行った時のできごと。

※丸亀製麺では最初に列に並んで店員さんに、「食べたいうどん」を頼んで自分のお盆に載せる。その後、進みながら「てんぷら」や「おにぎり」が欲しい人は取って更に進み、最終レジで会計をする。

今回、自分が頼んだのは「辛辛牛焼肉冷麺」だった。

いつも通り、若いアルバイトの男の子が「辛辛牛焼肉冷麺」を作って渡してくれた。

しかし、そのうどんを見てもレタスやナムル、ゆで卵は入っているが、どこを見ても焼肉の姿はない！

「すいません。牛焼肉うどん頼んだんやけど、肉は…」と聞くと、そのバイトの男の子はめんどくさそうに「レジの前で肉入れます！」と言った。


ちょっとカチンと来たけど、冷静に考えてみると最初に「辛辛牛焼肉冷麺」を渡された時に、このバイトの男の子が何か言っていたのを思い出した。

恐らく、「肉はレジ前で入れます」みたいなことを言っていたんやと思うけど、まったく耳に入ってなかった…

・伝えるつもりで言っていない、そしてそれを聞いていない

今回の件は、どっちもどっちだなと自分としては納得した。

今回だけでなくファーストフードでありがちなのが、店員の人も特に目の前のお客さんに、しっかりと伝えるつもりで何かを言っていないことは多い。

店員さんにしてみれば、マニュアルで決められたセリフを何十回、何百回と繰り返しているので、気持ちもまったく入らなくなるのも無理はない。

お客としてのこちら側も、何度か行ったことのある店なら「いつもと同じパターンやから、知ってるよ」とタカをくくって無意識に聞いてないことが多い。

大きなチェーン店（マクドナルドなど）ほど、全国どこの店に行っても注文の仕方や店員の対応は、ほとんど同じと思い込んでいる。



・仕事でも同じことをやっていないか注意

今回は客と店員という立場だったので、揉めてもこちらが正しいということになるけど、同じようなこと普段、仕事でもやってる可能性あるなと思った。

いつもクドクド同じような説教をする上司の場合、無意識に「またはじまった。いつもの話、はよ終わらんかな」とか心の中で思っていると、今回のように聞き逃したり誤解をしてしまう可能性もある。

良くも悪くも慣れすぎた人間関係では、今一度、相手の話にしっかりと耳を傾けることが重要やと思った。

そして、自分から何か伝える時は、しっかりと相手の目を見たり、気持ちを込めて伝えることが大事だと思った。

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