発酵トークの会☆秋田・新政酒造&発酵デザイナー
秋田の 新政酒造 の古関弘さんと発酵デザイナー・小倉ヒラクさんの日本酒の会に参加してきました。
企画されたのは、三宮にお店を構える「日本酒とおばんざい ぼでが」(神戸・三の宮)さん。
発酵のお話はもちろん、お二人の興味深い濃密トークを聞きながら、新政セレクトの日本酒を楽しむ、なんとも贅沢な時間でした。
日本酒の試飲ラインナップは、こちら。
新政さんの11種、そしてヒラクさんお薦めの山梨ワイン1本も入ってます。
最初の90分は、試飲をしながら、古関さん、ヒラクさんの近況報告&発酵トークを楽しみました。
試飲①「平成31年 新年純米しぼりたて生」
お供は、いぶりがっことナッツ和え(左)、ほたるいかの白バルサミコ酢風味(右)。
試飲しながら、古関さんの、造り手側からのトークを聞いて、香りや味わいの確認をします。
成程…と思う事も多く、こういうテイスティングは、本当に勉強になり、贅沢です。
☆美山錦の古種・愛亀の白ご飯。
昔ながらの稲作に拘り、古関さんが復活させた「愛亀」。
「昔の米は、今のように甘くなくて、これが、その味」(古関氏)
「もともとある、民族性の味覚が、時代と共に変わってきて、それは食文化にも影響されていて」(ヒラク氏)
こういう味覚のお話も、面白いです。
試飲②「農民芸術論2017」(美山錦)
白ご飯を食べてからの、日本酒の試飲。
今後、このお酒は、愛亀を使って造られるとか。
洗練さ、繊細さはないのだけれど、とても力強さを感じる味わい。
私、このお酒、好きです。
ここで、前半は終了。
休憩をはさんで、食事スペースへ移動です。
後半は、食事をしながら、新政セレクトの日本酒を頂きます。
☆新政のお酒でマリネをしたフォアグラのテリーヌ
古関さんが、お料理に合わせて、日本酒を選ぶ、即興マリアージュ!
なんと、贅沢です。
思案中の古関氏。
試飲③「天蛙(アマガエル)」低酒精発泡純米酒 2016(左)
試飲④「亜麻猫(アマネコ)」白麹仕込み純米酒 2015(右)
まずは発泡酒「天蛙」で乾杯をしてから、「亜麻猫」で前菜を頂きます。
フォアグラの脂分に、「亜麻猫」のほんのりとした甘みが良く合います。
☆カリフラワーと雲丹のクリームスープ
ごめんなさい、写真撮るのを忘れてました…。
☆香住ガニと真鯛のキャベツ包み・柚子のブールブラン
ちりめんキャベツの、シャクシャクッとした食感、蟹と鯛の旨みに、柚子の風味がふわっと上がります。
試飲⑤「Colors 純米 エクリュ 蔵内熟成 2015」(左)
試飲⑥「KIZAN WINE(キザンワイン)白 2017」(右)
キャベツのお料理に合わせて、頂いた2種。
それぞれの試飲をした後に、是非、ふたつ合わせて飲んでみて下さいと、古関さん。
えっ、いいの?と思ったけど、造り手さんからのご提案。
試してみましょう!と、一緒にして飲んでみると、これが、面白う!
シャルドネ?、もしや、リースリング??、と思うほど、口当たり、味わいが変わったんです。
これも、ある意味マリアージュですね。
☆京鴨のロースト 西区野菜のグリル 山葵のソース
試飲⑦「白やま ユ 火入れ 純米吟醸生原酒 2013」
鴨と一緒に、頂いたこのお酒。
実は、ヒラクさんがひと口試飲後に、「51~52℃で、熱燗にしてみよう!」と提案されて、
ぼでがの店主 Junkoさんが、燗をして下さり、それも試飲。
味わいが、ぐぐっと変わって、これ、美味しかったですね。
新政・古関さんは、1月11日がお誕生日。
ケーキと一緒に、みんなで、お祝いです!
1月11日は、秋田でも、米蔵開きの日。
そんなお話をする古関さん、生まれながら、お米とは、切っても切れないんだなっと仰ってました。
☆ほうじ茶のオペラ 秋田 " 紅の夢"のソルベ
試飲⑧「別誂え インディコラベル 生 2013」
最後は、インディコで!と古関さん。
最後の、最後まで美味しいマリアージュをして頂きました。
(写真を撮り忘れたお酒もあります、ごめんなさい)
LIVEで、お酒を楽しむための即興劇場。
古関さん、ヒラクさんの、なかなか聞けないお話も沢山、楽しい会でした。
こんな素敵な会を企画して下さった、ぼでがのJunkoさん、本当にありがとうございました!