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川沿いの街・ボサ そして、ハプニング!

<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.40>

オリスターノ(Oristano)滞在2日目。
この日は、バスで、北へ1時程。
川沿いの可愛らしい町・ボサ(Bosa)を訪ねました。

実は、毎年6月29日に、この川で、サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)のお祭り・水上行列があるっと聞いていたので、なんとか見れないかっと、スケジュール調整してたのですが、どうしても、一日合わなくて。

でも、訪れたかった町なので、足を延ばしてみました。
(ちなみに、この日は6/30です)

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 テーモ川(Fiume Temo)

紀元前9~8世紀に、フェニキア人の集落として始まったのが、この街の起源。
その後、ローマ帝国に支配され、イスラム等の侵入などを経てから、
アラゴン連合王国の植民地となりました。
その為か、どこか少し、スペインの雰囲気が漂います。

穏やかな街、というのが、私の第一印象でした。
早速、散策を!と思ったら、ハプニングが!!!

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旅の必需品の、カメラ。
私は、一眼レフを持って、旅に出ます。
ちょっと重いけれど、やはり、奥行と言うのでしょうか…。
美しく撮ることができるので、大事な「旅のお供」なんですよね。

ボサの旧市街・石畳の道を歩いて、ドゥオーモ(Duomo)へ向かっていた時の事。
お、この道の先に見える建物がそうだ!っと思い、シャッターを切ったのがこちらの写真。

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ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ通り(Corso Vittorio Emanuele Ⅱ)

そして、この後、惨劇が!

石畳に足を引っ掛けて…、ガチャン!。
転倒して、大事な一眼レフのレンズを割ってしまったんです。

ガーン、ガーン、ガーン!!💦💦💦

まるで、頭の中で、大きな鐘が鳴り響く…。

大切に、大切に、扱っていたのに…。
この時ばかりは、カメラをかばい切れなくて、あまりのショックに、
立ち上がれなかった私。

周りのイタリア人も、皆さま、驚かれ、「どうした、どうした?」「大丈夫か?」っと、声をかけてくれました。

「カ、カメラが…」と半泣きになっていたら、カメラに詳しそうな人がチェックをしてくれて「動くから大丈夫だよ」っと…。

ガード用の、一番外側のレンズ部分だけが割れたようで、ほっと安心。
(あれから、10年程経っていますが、今でも、使っています)

ちょっと、気絶してしまいそうな、ハプニング…。
でも、大丈夫そうだし。
旅をしていると、色々あるなっと、少しずつ冷静になってきて…。

そして、このハプニング後、はじめてシャッターを切った写真がこちらです。

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ボサのドゥオーモ(Duomo)

川沿いに立っているので、全体像が見えないのですが、こちらも、バロック式のクーポラ( Cupola : 丸屋根 )。
サルデーニャの旅・最初の滞在地・アルゲロ(Alghero)でも見た、
色鮮やかな丸屋根です。

外観は、決して華やかではないけれど、なんだか、私の好きな佇まい。
(そして、カメラも、ちゃんと動いてる…良かった…)


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ドゥオーモの内部(L'interno del Duomo)

美しい内装は、外観からはちょっと想像できなかったのですが、窓から光が差し込んで、とても明るいです。

振り返ると、パイプオルガンもありました。

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パイプオルガン(Organo a canne)

決して、フィレンツェや、シエナの大聖堂のように大きくはないですが、
こういうドゥオーモも素敵です。


 

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