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【レストラン情報】ヴェネツィア・バーカロでの夕食

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.13>

ヴェネツィア(Venezia)での夕食。
世界中から観光客が集まるヴェネツィアは、レストランも星の数ほどあり、そして、正直、美味しいレストランから、そうでないレストランと、ピンからキリまであるのです。

以前、訪れた時は、ガイドブックに載っているレストラン2軒で食事をしましたが、残念ながら、どちらも、あまり美味しくなかった記憶があります。

それならばと、今回は、ヴェネツィアならではの「バーカロ(Ba`caro)」で、食べる事にしました。

イタリアのガイドブックでは、
「バール(Bar)でもなく、オステリア(Osteria)でもなく、飾り気のない素朴なヴェネツィアらしいもの」と、紹介されている「バーカロ」。

カウンターで、お酒を飲みながら、ミニ・コロッケやマリネ料理等々、
お料理をつまめる場所でもあるので、食事の前に、このバーカロで待ち合わせて、一杯飲みながら、食事時間までお喋りを楽しみ、それから、予約しているレストランへ向かう、なんてことも。、あるそうです。

ヴェネツィアに数多くあり、早朝から開いている店、カウンターだけのお店、テーブルもあって、ちゃんと座ってお料理を食べれるお店と、店舗スタイルも様々あるのですよ。

私も、大通りをちょっと入った小路に佇む、
座って食べれるバーカロのひとつに入って、夕食を頂きました。

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ポルペッティーナ( Polpetthina )

やや大きめの、まん丸の揚げ肉団子、いわゆるミンチコロッケです。
付きだしで出てきました。

「ペーパーで包んで、手で食べてね」っと言われたので、そのままパクリ!
肉汁たっぷりで、美味しいです。

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いわしのビゴリ
( Bigoli in salde )

ヴェネト州の、代表的な郷土パスタ料理のひとつ
ビゴリは、トルキオ(Torchio)と呼ばれる専用の製麺機で作る、この地方の伝統的なロングパスタです。

しっかりとした歯応えのパスタで、私好み。
鰯のソースで頂きました。
少し、塩辛っくて、残念。
パスタは、本当に「塩梅(あんばい)」が、大事です。

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イカの墨煮の白ポレンタ添え
(Seppia con il nero e polenta bianca)

イカの墨煮も、ヴェネト州の郷土料理
ポレンタは、とうもろこしの粉を練り上げたもの。
ここでは、白とうろもこしを使って、かなり軟らかめに仕上げたものが添えてありました。
これは、とても、美味しかったです。

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バーカロの店内

相席することもあります。
写真・奥には、グラスワインを片手に、カウンターでお話をしている男性おふたり。
仕事帰りの美味しい一杯、ここで待ち合わせて、この後、レストランに行くのでしょうか?

地元の方々に愛されているバーカロ。
是非、ヴェネツィアでのお食事、一度は、バーカロで過ごして、
カジュアルな雰囲気を楽しむのも、いいのではないでしょうか。

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