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美味しさのヒント

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食材、調味料、調理器具、食器等、 美味しいお料理へのポイントをお届けします
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#食材

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シンプルだけど、美味!トッピングの「モッリーカ」

【レシピ】かつお昆布だしを引きましょう!☆2つの作り方をご紹介します

和食の基本となる「出汁(だし)」。 先月の「昆布だし」に続き、今回は「かつお昆布だし」を引いていきます。 普段、市販の昆布だしを使っていても、作り方・ポイントを押さえておくと、時間のある時、いざという時に、重宝しますよ。 昆布だし同様、「煮出し」「水出し」の2つの方法をご紹介します。 「煮出し」「水出し」の違いは、調理時間。 かつお節を加えているので、仕上がりの色は、ほとんど変わりません。 どちらも美味しいので、その時々によって、使い分けていきましょう。 このかつお昆

秋の味覚・きのこのお話 ☆ 万能きのこソテーを作り、 オムレツ、パスタにも活用しましょう!

今回は、とても簡単!そして、とても便利な「きのこのソテー」を ご紹介します。 もう一品、欲しい時に、あっという間に作れてしまう副菜です。 この一品は「ソテー」だけでは、終わりません。 厨房でも、作り置きをして、様々な料理に活用していました。 そのまま、前菜の盛り合わせに添えたり、パンにのせたり。 特に、オムレツに加えたり、パスタソースにして活用していました。 これが、また、美味しいのですよね。 時々、賄いで出てくると、嬉しくて、嬉しくて。 ソテーの作り方、そして、オムレ

【レシピ】 昆布だしを引きましょう!☆2つの作り方をご紹介します。

和食の基本となる「出汁(だし)」。 今回は「煮出し」「水出し」の2つの方法をご紹介します。 普段、市販の昆布だしを使っていても、作り方・ポイントを押さえておくと、時間のある時、いざという時に重宝します。 「煮出し」「水出し」の違いは、調理時間。 そして、仕上がりの色も、やや違ってきます。 どちらでも、美味しい昆布だしですので、その時々によって、使い分けて頂けたらと思います。 この昆布だしを使い、「茄子の煮びたし」を、作っていきましょう。 しっかり冷やして頂く、夏の定番

フェンネルのお話

私が、野菜としてのフェンネルに、出会ったのは、20年程前。 イタリアで、料理修行を始めた時でした。 それまでは、「フェンネル」というと、「シード(種)」。 煮込み料理や、カレーなどに使用するスパイスとしての認識でした。 セリ科独特の香りもあり、最初は、食べるのに躊躇していた私。 実は、セロリが食べられず、特に、生の強い香りが苦手なのです。 加熱すると、香りが押さえられて、食べることができるのですが、 フェンネルに対しても、勝手な先入観で「無理かも…」と思っていました。

魚醤のお話 ☆ 8月レシピ集は「魚醤シリーズ」を、ご紹介

最近、再注目されている魚醤(ぎょしょう)。 お料理の旨みをプラスするための調味料として、使い始めている方々も 多いのではないでしょうか。 先月、粒マスタードに使う話もしました。 8月のレシピ集では、お料理に使っていきます。 2013年の夏(6月~8月)の料理教室で「魚醤シリーズ」として ご紹介した料理を、さらにブラッシュアップしています。 まずは、魚醤について、復習していきましょう。 (※ 既存記事と、重複する内容もありますが、ご了承ください ) **********

たこのお話

通年、食べられる食材ですが、真だこは、まさに、これからが、旬。 7~8月の、暑い夏に、さらに美味しくなります。 そして、関西では、半夏生の時に、たこを食べる習慣があるのです。 半夏生までに終えた、田植え。 「植えた苗が、たこの足のように大地にしっかりと根付くように」、 「稲が、たこの足のように、沢山、実るように」と、 願いを込めて、たこを食べ始めたと言われています。 また、疲労回復効果のある栄養素・タウリンを含むたこを食べて、 田植えで疲れた身体を休め、体力の回復をさせる

粒マスタードを作りましょう! (混ぜるだけ、ナンプラー(魚醤)も使います)

毎日、使う調味料(一軍)ではないですが、ご家庭の冷蔵庫には 必ずと言って良いほど、置いてあるのではないでしょうか。 私も、二軍の調味料として、よく使います。 マヨネーズと併用することも多く、少し加えると、味のアクセント、 プチプチっとした食感が、美味しさを増してくれます。 その、粒マスタード。 気が付いたら、だいぶ減っていた、あ、もう無くなっちゃう!という事が あるのですよね。 でも、マスタードシードから作った「自家製マスタード」だと、愛着が湧くのでしょうね。 その在庫

【レシピ】いちご煮 ☆ 甘さが足らない苺を美味しく食べるための、簡単コンフィチュール

艶やかで、立派、美味しそうないちご。 この時期ならではのフルーツです。 でも、購入したけれど、甘くなかった…という事もありますよね。 そんな時は、少し加工して、コンフィチュールに仕上げてもらうと、 美味しく食べきって頂けます。 この「いちご煮」は、世界遺産にも登録されている北イタリアのチンクエ・テッレ(Ciuque Terre)で食べたものをヒントにし、より作りやすくアレンジしています。 昨年、さくらんぼで紹介済みですが、さらに、簡単に仕上げて 再登場です。 こういう

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ラディッキオのお話

前回、ご紹介したニョッキ料理に使用した、ラディッキオ(Radicchio)。 今日は、そのラディッキオについて、お話させて頂きます。 イタリア原産のラディッキオは、イタリア移民が、アメリカ大陸に持ち込んだと言われていて、現在、アメリカも一大産地のひとつです。 英語では、レッド・チコリ(Red-chicory)と呼ばれていて、 一年を通して、日本にも、多く輸入されています。 近年では、日本でも栽培されていて、輸入ラディッキオと一緒に、 少しずつ、スーパー等の量販店、市場でも

【レシピ】じゃがいものニョッキ ☆ 軽くて、滑らかで、ハマります

ローマでは、木曜日に、ニョッキを食べる習慣がありました。 キリスト教の教えで、キリストが亡くなった金曜日は、贅沢をしない、 質素、粗食の日として一日過ごす習わしがあったからです。 ニョッキは、お腹にたまる料理。 前日の木曜日に食べて、腹持ちをよくして、金曜日を迎えたそうです。 今、その習わしそのものは、ゆるくなってきていますが、 ローマのレストラン、トラットリアでは、「木曜日のニョッキ(Giovedi Gnocchi)」として、ニョッキ料理を、メニューに載せる店も、 まだ

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からすみのお話

☆ ぼら (鰡 / 鯔) 1)イタリアのからすみ イタリア語で、「Bottarga(ボッタルガ)」。 アラブ語「buṭariḫ:塩漬け魚の卵の意味」が、語源と言われています。 アラブ人が作り方を伝え、保存食品として、古代ローマ時代から、 既に食べられていたと言われる、長い歴史がある食材のひとつです。 サルデーニャ島が、ぼら(muggine)の、からすみの産地として有名で、 特に、西部のオリスターノ湾沿いの町・カブラス(Cabras)産が よく流通しています。 私は、

【レシピ】簡単☆レモン風味のピクルスを作りましょう!

前回、ご紹介したナポリ風カリフラワーのサラダ。 ここで、使ったのが、白ワインビネガーを使った野菜のピクルスです。 今回は、今が旬の、国産レモン果汁を使って作るピクルスを、ご紹介します。 ビネガーのピクルスも良いですが、レモン果汁で作ると、特に、根菜類が、美味しく漬かりますよ。 それでは、作っていきましょう! ****************** レモン風味の野菜のピクルス ( Verduri marinati al limone)【 難易度 】★☆☆☆☆ 【 調理時

【レシピ】料理脳を鍛えよう☆ベシャメルソースをマスターします

ベシャメルソース(Besciamella)とは、 小麦粉とバターで作ったルーに、牛乳を加えて伸ばし、 調味したソースのことです。 白色系ソースの総称・ホワイトソース(Salsa bianca)と、混同しがちですが、 ベシャメルソースは、ホワイトソースのなかのひとつ、という 位置づけになります。 秋冬になると、クリーム系のお料理が恋しくなりますよね。 もちろん、市販品を使っても良いですが、手作りのベシャメルソースは、 優しい味わいで、ホッとしますし、色々なお料理にも活用でき