エッセイ(随筆)といえば『枕草子』。真似して本歌取でエッセイを書いてみる。春はあけぼの〜(学校の課題風に古文に親しむ)
#創作大賞2023 #エッセイ部門
お題は清少納言の『枕草子』の春はあけぼの〜を「春は東雲・夏は白日・秋は薄暮・夜は暮夜」に頭出しを読み変えて自分流に書いてみること。
どうやって書けば良いのかな?とまず悩む。初心戻って考える。まず最初に『枕草子』は随筆、エッセイみたいなもの。なので、エッセイならば貴方が「いいね!」と思ったことを書いてみることが大事なはず。また枕草子は「いとをかし」の文学と言われます。この「いとをかし」は明るい趣(おもむき)があって「いいね」という意味です。とゆうわけで季節(春夏秋冬)ごとの東雲・白日・薄暮・暮夜の時間帯で良いところを見つけてみる。そして枕草子の元の文章と比較して自分の好みを考えて言葉を置き換えてみるのも良いかもです。
春は東雲、ほがらほがらと明けゆけば、ようよう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて、あかむらさきたる綺麗な空の色、早起きは三文の徳のインスタ映え、いいね👍コメントの連なりたる。
訳)春は東雲が良い。早起きして山際の空を見る、太陽が昇る前の時間に、薄らと明るく朝焼けて東雲色に空が染まる様子。いいね!コメントが増えるくらいその景色は良い感じ。
夏は白日 炎天下の中 せーので走り出す 子供たちの姿は、げにうつくし。また暑さにおどろきて(ハッと気づく)マスクをして運動するはわろし(よくない)あさまし(驚き呆れる)熱中症に倒れし人いとおし(気の毒かわいそうだ)こころうし(つらい)はさらなり(言うまでもない)白き帽子かなし日陰に休み氷に冷やし涼をとるはめでたし(すばらしい)ゆえに小雨など降るもをかし。
訳)夏の暑い日、眩しいほどの白日の元にさらされて物事がはっきり見える。暑い中でも運動する子供たちは本当に立派だけど、その強い夏の日差しに熱中症にならないように気をつけよう。涼を取ろう。でもアイスが美味しいのが良いよね。気温が下がると安全だから雨が降るのもいいね!
秋は薄暮 夕日落ちてなお山の端に少し灯りて茜色に滲みたるはいとあはれなり。まいて紅葉の小さく舞ゆる様を見るは、いとをかし。月見団子にススキの音、鈴虫の音など、はたいふべきにもあらず。
訳)日没後の黄昏時にて薄暗くなってくると心細くて、もの寂しい。暗い中でも茜色に染まる山の端にはしみじみとした趣がある。月見団子(いとお菓子)にススキの風の音や虫の声(鈴虫など秋の風物詩)が聞こえるのもまた言うまでもなく趣がある。
元の文の夕暮れの茜色に染まる様子と比較すると良いかもです。
冬は暮夜 いと寒きもぬっくぬくコタツ蜜柑で除夜の鐘、年末に皆で聴く鐘の音あはれなり、夜もふけゆきて、眠気に耐えだえに、あけおめメッセージ送信いとをかし。夢見うつつと年越しそばがのびるはワロシ(よくない)
おわりに。古典も自分の身近なことに置き換えて歌を詠み親しんでみると楽しいですね🙂お粗末さまでした。
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