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劇場版モノノ怪 唐傘【ネタバレ】

面白いはずなのにストーリーが普通。作画・音楽・デザイン・声優申し分ないが、最大のストーリーが…なんとも…
今までのストーリーが神すぎたのか、キャラクターへの感情移入が今回は難しいかもしれません。登場人物のアサは才色兼備で世話ができる母親のイメージ、カメは純粋無垢の子供のよう。同期なのに先輩後輩みたいな関係の友達。
総合評価すると星☆3・5になってしまうかもしれない。

大奥とは、世を統べる〝天子様〟の世継ぎを産むために各地から美女・才女たちが集められた〝女の園〟であると同時に、重要な官僚機構でもある特別な場所。独自の掟が敷かれた〝社会〟でもあるこの異質な空間に、新人女中のアサ(黒沢ともよ)とカメ(悠木碧)が足を踏み入れる。

https://www.mononoke-movie.com/

また、一部では見ずらい、間がないといった演出に賛否あるようです。
自分も今回どこか納得出来なくて、レビューをめぐりました。

この話のテーマに自由は無いです。自立・独立ではなく従順・従属。
社会に求められる者は社会の一部となり役割を全うする。社会に従属する女性に文句があるわけではない。仕方ないや諦めに見えてしまうのだ。出世するのが幸せなら問題ないが。

大奥という社会の目的は世継ぎ。その為に死者(自殺者)が出るのは大問題だろう。そんな大奥は腹の探り合いなので、愛が存在していない。

現代社会から量産される自殺者を写した映画だと感じました。あのまま大奥にカメが残っていたらカメは自殺していたのではないか?

今回映画を観て、自殺する人が悪いと言っている風に感じてしまった。自殺した人によって周りは様々な刺激となる。でもそれを蝕んでいったのは環境ではないだろうか?結論、事件の問題責任はトップにある。そして後継者は受け継がれた。

最終的にアサとカメの2人は違う道を歩む。賢いが諦めに近い。また、アサは自分の大切なものも明らかにしていない。自分の願望は叶わない、だが、別の物を手に入れるだろう。自分の定めと使命のお話。愛情で人間とはバッサリ切れるものだ。

以下他レビューのツッコミ↓

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