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韓流ドラマ 「トッケビ」

  20周遅れの韓流ドラマ
ぼくだったら、「トッケビの花嫁」という日本語タイトルにするな!
日本の~君のくれた愛しい日々~は、甘すぎる。

かつて韓流にはまっていた奥方に一番面白かったのは何?と聞いた。彼女はソウルまで母親と行くぐらい一時期のめりこんでいた。そのころ僕は、テレビを見ることもないので、ましてDVDでレンタルすることもなく、映画はせいぜいがアマゾンプライで見ていたのだが、しかも韓流ドラマはだいたい20話前後、長いのになると100話を超えることもある。そんなもの見る暇人ではない。2,3時間の映画がせいぜいだった。
それがデータ配信になり、長編も自分のペースでみることができるようになった。
そしてあたりまえのように、韓流ドラマ、映画にはまった。
まだ半年もたっていない。その前はUNEXに入り、映画館のようの部屋を暗くして、プロジェクターで80インチに映写して、音の良いスピ―カーをつかい、音量もそれなりにして、見た。
これまで見たものや、見逃したもの、を一時期は朝から晩まで見ていた。
一通り見た。けっこう日本の現代ものの映画も見た。いくつか面白い物はあるけど、ほとんどはつまらなかった。
amazon Unexは、ほぼ見つくして、オリジナルの多いNetflixを再契約した。そして常識どり「愛の不時着」から、一体何本の映画やドラマを観たろうか。
一話1時間半ぐらいあり、20話前後。一話35分ぐらいのは、129話なんていうのもあった。
あまりに長いのは集中してみることはないが、まあ、レタッチしながらとか、いろいろやりながら見る。
そして映画から、KPOPまで、今、はまってしまった。
観れば見るほど、
韓国をディスってる場合じゃないなと思う。
もう日本のこの世界は、20年遅れていると思えてきた。
俳優や、脚本、監督、カメラ、撮影監督、ライティング、ロケーション、セット、美術、デジタル技術、どれをとっても日本とは次元が違いすぎる。
そんななか、
奥方一押しの「トッケビ」を見た。
内容の説明はどこにでも書いてあるので触れない。僕の感想だけ。
見始めて、ここには天才脚本家と、なにしろストリー、設定が面白すぎ。
監督、そしてナイーブで、素早いカメラワーク。デジタル映像の美しさ。
ストーリーと展開は、天才としか言えない。
素晴らしい。何かの焼き直し、アイデア拝借、当然だろう。
韓国映画の空想力、
世界はいまやデジタル時代、人間の、実在論より、かつてのような形而上の物語の時代に突入したと思える。
日本の映画の、夢物語やクソリアリズムとは違い、
映画世界、ドラマ世界の工夫と、発明とエンターテイメントと、娯楽、美と醜、正義と悪、貧困と階級などなど、それらを一切合切、創造力満載で制作している。意外なことに映像の撮り方は、超基本的だ。
見てぜった損しない、超絶面白い作品だった。


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