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AYPC 横木安良夫「基本と特殊」ライティングトワイライトツイストとはなんだ?

ライティング講座1006横長

10月24日、31日、11月1日 の3日間 
1日だけではなく何回でもokです。毎回内容は微妙変わります。

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好評だった、ストロボライティングだけではなく、
要望の多い懐中電灯を使った特殊ライティングとの
両方を体験できる講座をひらきます。
ストロボ1灯ライティングは、写真の基本です。映像のライティングとは違った進化をしてきました。今は、機材もかつてと比べると格安になり、本格的なスタジオライティングも、少し広い空間があれば、だれでもが可能となってます。現に、AYスタジオは、10畳の和室、天井まで2.5Mで、標準レンズなら、十分全身が撮れます。
TWILIGHT TWIST は、1987年の夏に、ナイトフォト(夜の長時間露光)のテクニックを使って、早朝、クルマの広告を撮っているときに気づきました。
クルマはマツダのエチュード 右の写真、導入の撮影はカリフォルニアで撮りました。
そして早朝の写真は第2弾。車をナイトフォトで撮ろうというのがテーマでした。

imagesMAZDAAエチュード、1と2 天地800 表紙用

場所は、下田のとある海岸。
AM1時ごろから準備はじめました。車は予定どおりタングステンライトでライティング。車の露出と、背景の露出がぴったりとシンクロする時に撮る予定。暗闇から次第に背景が明るくなるところを、その都度ポラロイドを撮りながらバランスを確認します。
当然最初は、露光時間5分ぐらいかけても真っ暗。そうこうするうちに準備万端、空が白んでくるのを待ってましたがふと画面に入って懐中電灯をフェンスと椅子に当ててみると、妙に立体感がでてイイ感じです。
まだ太陽がでていないけど、イメージとしては朝日が射し込んでいる。
僕は画面に入って、フェンスや椅子にごく近づきながら照射します。
露光時間は1分ぐらいあるので、じっとしてない限り、僕は写りません。
この動いていれば写真には写らないところから、物だったらなんでも撮れると思ったのです。
帰って事務所で、さまざまな物を撮ってみました。上のグリッドにある石鹸の写真はごく初期の写真です。石鹸の中にライトを仕込んだような不思議な写真になりました。
ところで僕は、基本人物を撮る写真家です。90%は人物撮影です。
ただ短くても10秒、長いと1分くらいかかる撮影で、人物がぶれないように撮ることは可能だろうかと考えました。試行錯誤の結果、自由な撮影ではないとしても、他にまねのできない、オリジナルな写り方のTWILIGT TWISTが完成したのです。

1989アサヒカメラ甲田美也子1920X1006j

このタイトルは、1989年にアサヒカメラに発表したとき、エックスWIFEがその撮影の様子をみて、なずけてくれました。彼女の造語だと思います。
最近、GOOGLEで調べると、最近同じタイトルを歌ったバンドを発見しました。古臭いサウンド、いつごろの作品なのだろうか?
調べたら、1962年のカナダのバンド、チェッカーズの曲だ。
ということは、こちらがオリジナルということになる。
年代的に言って、エックスWIFEは、1959年生まれだったから、知るはずもない。偶然ということかな。

TWILIGHT TWIST

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