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2024年2月 原宿表参道 この写真を撮って、ふと思い出したロバート・キャパの名作。

1954年ロバート・キャパが亡くなり今年5月25日で、没80年となった。キャパの作品は、商業的目的以外なら、パブリックドメインとなっている。

キャパの名作と言えば「崩れ落ちる兵士」だが、その頃のキャパは戦争にはどちら側から撮るという、物理的にも、感覚的に、歴史的にも立場があるとどこかに書いてあった。反ファシズムという立場だ。
オマハビーチでのDデイの決死的な撮影のあとキャパはアメリカ軍に開放され、パリに向かうフランスシャルトルで、ドイツ人協力者が頭髪を駆られ、さらし者になった女性たちを撮影する。キャパの写真のなかでも一番深みのある写真だ。
そこにキャパは、立場はない。ドイツ人との子供を産んでしまったフランス人。キャパの写真のなかで名作というならば、この写真が一番だと思う。

Robert Capa 1944年8月18日


平和な原宿表参道。ありふれた日常に、赤子を抱いたギャル。不思議だ。いったいどんな事情があるのだろうか。でも、どうして。どうみても生後1月ぐらいに見える。この雑踏にいる理由。?

この写真が含まれている、原宿のストリートスナップのkindle写真集が、7月20日まで、だれでも無料でダウンロードすることができます。是非この機会にお求めください。

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このマガジンは、ノンフィクション「ロバート・キャパ最期の日」の本文と本には載せられなかった写真など、きめ細かく紹介してゆきます。少なくても20回ぐらいのマガジンになるので、まとめ買いのほうがお得です。

1954年5月25日、午後3時ごろベトナム北部、紅河デルタの町タイビン郊外のタンネという場所で地雷を踏んで死んだ。手にはNIKON S が…

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