LAトレイル事情
LAには「Trail（トレイル）」と呼ばれるたくさんのハイキングコースがある。車で20〜30分圏内にたくさんある。大小様々だが、人気があるのはせいぜい1〜2時間で帰ってこれるLoop（周回）またはOut and Back（往復）のルートだ。
メジャーなところでいうとハリウッドサインやグリフィス天文台周辺のトレイルやサンタモニカのビーチや海を見渡せるTemescal Canyonあたりだろうか。
駐車場はあったりなかったり。駐車場は有料の場所もあれば無料のところもあるし、駐車場がなくてストリートパーキングのところもある。有料駐車場があるようなところはトイレがあることも多いが、そうでなければトイレはもちろん、水飲み場もない。あらかじめ準備しておいた方がいい。
装備はいたって簡単。暑い時期は短パンにTシャツ、男性は上半身裸、女性はヨガウェアの人も多い。冬場でもフーディにトレイルパンツくらい。靴はローカットのトレイルランニングシューズがほとんど。ごくまれにハイカット履いてる人もいるが、土の平坦な道であることが多く、時々砂利、岩場がある程度なのでスニーカーでも十分いける。あとは手に水筒だけ持ってる人が多く、時々小さいバックパック背負ってる人もいる。
トレイルですれ違う人同士で挨拶するのは日本もアメリカも一緒。「Hi」「Hello」「Good Morning!」と笑顔で声をかけてくる人が多い。ま、もちろん挨拶しない人もいるけど、それも日本と同じ。
犬連れOKのところとそうでないところがある。でも、犬連れNGでも結構見かけたりするので、そのあたりはまあまあゆるい。犬NGの公園で犬連れて行ったら知らないおじさんに絡まれてめっちゃ怒られたという人もいるので、まあ、そこは自己責任で。
日本だとあんまりマウンテンバイク走れるハイキングコースって少ない気がするが、こちらでは自転車OKになってるところも多い。マウンテンバイクで駆け上がっていったり駆け降りていく人たちも結構いる。
コースにはきちんと標識があるところも多いが、なにも出てないようなところもある。近場のトレイルならたいて携帯が入るので、場所確認しながらいけば迷子になることはないだろう。（ただ、ときどき入らないこともあるので予め地図を用意しておいた方がもちろん安全。）
トレイルにはいろんな人たちがいる。ストイックに走ってる人、一緒に歩いてるカップルや夫婦、友人達とにぎやかにおしゃべりしながら歩いてる若者たち、音楽鳴らしながら登っていく陽気なお兄さんたち、犬の散歩させてる人たち。みんなそれぞれの楽しみ方をしている。身近にたくさんのトレイルがあるし、車社会なので意識的に体を動かさないと運動不足になってしまうため、運動がてらトレイルに来る人も多いのだろう。トレイルはLAの人々の生活の一部になっていると感じる。
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