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【セミナーレポート】ソーシャルクリエイティブ研究所発足記念イベント 「日本のビジョンをデザインする」 に行ってきた

先日、武蔵美の市ヶ谷キャンパスで行われたイベントにお邪魔してきました。

本キャンパスは今年開設されたばかりらしく、とても綺麗。1Fには無印良品が構えており、店内に展示スペースがある等、美大とのコラボレーションも意識された空間となっています。


さて、本題のソーシャルクリエイティブ研究所とは、

"武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所は、「よりよい世界を作るために、社会へビジョンとプロトタイプを研究提案する」ことを目的として設立されました。"(武蔵野美術大学 公式サイトより引用)

と書かれているようにビジョンをデザインするための研究所であり、それと合わせて次世代の人材を育てるための「クリエイティブイノベーション学科」ができたそうです。セミナーの内容は関係する方々の「ビジョンをデザインする」ということに対する考え方と、それを元にしたワークショップのプレゼンまでボリューム満点でした。

話を聞いていて思ったのは、まず武蔵美が社会と向き合い、現代のデザインに求められることを真剣に考えているということ。プロダクトやグラフィックなど従来のデザイン領域から社会に向けて「デザイン」をより広く捉えていく試みは非常に攻めているな、という印象を受けました。母校は多摩美ですが、今入学するなら武蔵美がいいな〜と思ったほどです。

「日本のビジョンをデザインする」ワークショップの成果の一部。どこまで掲載して良いのか分からないので控えめに…

非常に現代的で未来に活きていくような試みなだけに、「ビジョンをデザインする」ことが具体的にどんなプロセスで、どんな手法やツールを使って行われて、どんな能力があればそんな人材になれるのか、その辺をもっと知りたいと感じたり。次回のセミナーがあればその辺伺ってみたいな。

デザインのバックグラウンドがない人たちにこそ理解してもらいたい考え方なだけに、デザイン界隈の内輪にならずにどう社会に浸透させていくか?が鍵だと思いました。



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