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それ、調子が良いんじゃなくて躁かも?

スウェーデンはもう秋の空気が漂い始め雨も多くなり、来る冬に向けて少し不安が増してしまいます。抗うつ剤を飲み始めて一週間。まだ食欲不振が続いていて、特に朝ご飯が以前ほど食べられなくなり、プロテインとフルーツで一旦終えて、空腹になる度に少しずつ補給している感じ。胃腸が弱くて栄養を吸収しにくい私にはむしろそのぐらいでいいのかなと、前向きに捉えています。冬が来る前に落ち着くと良いのだけど…

長年うつを繰り返しながら薬などに頼って来なかったせいもあって、もしかすると副作用が長めに出ているのかもしれないなと、セロトニン受容体の話を聞いて思いました(セロトニン不足で受容体が過敏になっていて、抗うつ剤でセロトニンが増えると最初過剰に感じて具合が悪くなるそうです)。体調が思わしくないと落ち込みやすくなってしまうので、色々やろうとしない意識が必要。私の性格を知る友人たちは、自分では甘やかし過ぎかなと思うぐらいでちょうどいい、と言います。

まだ一週間では抗うつ剤の効果はしっかり出ていないとは思うのですが、一つ気づいたことがあります。それは、自分にとっての「無敵タイム」がなくなったこと。酷く落ちている時とは反対に、底無しの充実感や感謝の気持ちが押し寄せて、私大丈夫じゃん!と思う期間が定期的にあったのです。それが来なくなってしまったので少し寂しさを感じていたのですが、よくよく考えてみればそれってすごくおかしな状態だったのかも…と。

私のインスタグラムのストーリーをちょくちょく見ていた知り合いが私の親しい友人に、彼女結構アップダウンが激しそうだけど大丈夫?と尋ねたことがあるそうです。私自身はそこまであからさまに感情が表現されているとは思っていませんでしたが、私のことをそこまでよく知らない方が先入観なくそう感じられるということは、私にはそれなりに不自然な波があるということなのだと。言われるまであまり気にしたことがありませんでした。

抗うつ剤を飲んでみて初めて、私のいわゆる「無敵タイム」は躁状態だったのではないかと気づいたのです。双極性障害と発達障害や不安障害の感情の波はまた少し違う状態だそうなので、躁うつかどうかはきちんとカウンセリングなどを受けてみないと分からないとは思うのですが、もし私のように、調子の良い時もあるから大丈夫!と思っている方は少し気にした方が良いのかもしれないですね。大丈夫なサインだと思っていたら、実は大丈夫じゃない方のサインかもしれません。

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