見出し画像

精神科、はじめての問診(2)

その(1)はこちら:

担当の一般専門家の方と話したことはざっと以下のようなことでした。

・現在どのように感じているか
・うつ状態になる頻度
・うつ状態になるとどうなるか
・話せる友人はいるか
・たばこやアルコールの依存はあるか

私の場合、当時のパートナーと別居して(交流はまだある)三年ほど経つのですが、一人で生活し始めてから大きな落ち込みを引き起こしやすくなり、酷く落ち込むと人生のネガティブな側面しか見えない、生きる気力を失くす、自殺願望が出て来る、といったことが目立った症状です。何か失敗をしたり、自分を人と比べてしまって劣等感を感じることなどが引き金になります。幸い、話せる友人、助けてくれる友人は自分には十分なほどいてくれていて、今回の治療に踏み切ったのも友人たちのお陰ですが、もう耐えられないというところまでまず自分で抱え込んでしまう癖があり、それがクラッシュの大きな原因でもありました。たばこは吸ったことはありますが吸う習慣は全くなく、お酒は好きで飲み過ぎてしまう時もたまにありますが、依存という程度ではありません。

担当の方からは:
・病院に精神科の救急があるから強い自殺衝動が出たらすぐ連絡すること
・抗うつ剤を少しずつ試してみること
・三週間後に抗うつ剤の経過を話し合うこと
・正式な精神科医に予約を取ってセラピーについて話し合うこと
というファーストステップを取りましょうということになりました。

夏休み時期もあって、精神科医との予約は早くて一ヶ月後にしか取れないということでしたが、友人たちもサポートしてくれているので、ひとまずそれまで待てるということで予約をお願いしました。受付のおばさんがとても優しい方で、本当に一ヶ月も空いて大丈夫?辛かったら待たずに連絡してね、何か別の方法を考えましょう、と言ってくださり本当に安心。相手の態度や言葉をいちいち気にかけてしまう私には大変ありがたい対応で、ここにして良かったと思いました。

スウェーデンでは金融や福祉などの経緯が全てパーソナルナンバー(個人番号)で管理されており、処方箋もその番号でシステムに送られるようで、薬局でIDカードを見せるだけで薬を出してくれるとのことでした。SMSにも、あなたに処方箋が登録されていますよ、というお知らせが届き、早速最寄りの薬局へと向かうことにしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?