見出し画像

夏の香水、シャネルのチャンス オーフレッシュ

暑くなってきたので、最近はシャネルのチャンスを手に取ることが多くなってきた。

筆者が持っているチャンスは、緑色のボトルでオーフレッシュという名前のもの。名の通りフレッシュで爽やかな香りだ。手持ちの香水の中で一番、万人受けする系かもしれない。そしてチャンスシリーズの中では一番、ターゲット層から外れた香りかもしれない。


シャネル チャンス オーフレッシュ(以降チャンス)の第一印象は、高校生や大学生の男子が着けていそうな香りだ。筆者が高校生の頃に初めて買った香水、ライオンハートに似ていると思った(あとから比較してみたら全然違った)。

チャンスとの出会いはシャネルのカウンターにエゴイストを試しに行ったときのこと。以前の記事でも書いたが、筆者はお香が大好きで、白檀の香りの香水がほしいと思いエゴイストを買うつもりでシャネルに行った。しかしエゴイストは自分には似合わなかった。テスターを棚に戻してオロオロとしていたところに、店員さんに勧められたのがチャンスシリーズだったというわけだ。

そうして初めて手に入れた高級ブランドの香水がチャンス。香水紹介ブログや動画で必ず人気上位に出てくるのが、このシリーズのオー タンドゥルというピンクのボトルの香りである。オータンドゥルは万人受けする香りで、女性らしいフローラルな香りである。筆者には甘すぎたのと、普通すぎて物足りなくて好みではなかった。それよりも爽やか系でメンズにも使えそうなオーフレッシュの方が好みだった。


手持ちの香水の中ではかなり香りが強めで、オードトワレであるにも関わらず、体感ではオードパルファムくらいの香り方をする。シャネルの香水はほとんどがそうだと思うのだが、上半身に着けると香りが強すぎるので、筆者は足首に1プッシュずつ着けるようにしている。そうすると全身がほのかな香りにつつまれる。持続性はかなり良く、朝つけて夕方まで香りが残る。

着けたてのトップノートは、冒頭にも書いた通り男子高校生が着けていそうな爽やか系の香りだ。もちろんメンズでも使えるだろう。柑橘系とフローラルが混ざった香りで、直感的に「あ、これ好きだ」と思った。他のチャンスシリーズとも比較したが、オリジナルのチャンスに似ているところもある。だがオリジナルよりシトラスが強めな印象だ。

ミドルはジャスミンが入っているらしく、フローラルが前に出てくる。とはいえオータンドゥルほどの甘さはなく、フローラル系が苦手な人(筆者のこと)でも使える程度には微かなフローラルである。

ラストは微かにウッディー系の香りになる。ベースの爽快感は変わらないが、ラストに残る少しスパイシーなウッディーがとても落ち着く。筆者はこの香水のラストノートが一番好みである。


この香水の良いところは他にもある。シャネルという高級ブランドでありながら、50mlボトルが1万円程度とお手頃なのだ。さらにツイスト&スプレイという持ち運びできる小さなボトルも販売されている。これがとても便利そう(とはいえ香りの持ちが良いので持ち運ぶ場面は少なそうだが…)なので、今使っている50mlボトルがなくなったらそちらを買うかもしれない。

と、まだ半分ほどボトルに残っているが、すでにリピートが確定しているお気に入りの香水の一つなのだ。


筆者はこの香水を冬に買ったのだが、どう考えても夏向きの香りである。近頃気温が上がってきたのでこのチャンスの出番が増えている。さっと足首にひと振りして、熱気を払うように身にまとうのがお気に入りだ。


---

そういえば最初に香水沼にハマったきっかけのチャンスの記事を書いていなかったことを思い出して書いてみました。チャンスをきっかけに国産からゲラン様まで購入した今でも、これはこれで好きな香りです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?