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多人数授業でグループ分けをラクラクするには

前回に引き続き、グループ編成のポイントについてお話しします。
今日は「グループ分けの方法」についてお話しします。

①グループの人数
②グループの配置
③グループ分けの方法
④グループの人数調整

グループ分けの方法は何がいいのか

多人数授業になればなるほど、グループ分けが大変になります。
しかし、グループを作らなければ、アクティブラーニングでグループ学習はできませんね。
そんなとき、ネットや教育関係書などから探しても、多くの場合「くじ」で決めているようです。

教員側で事前にグループ分けをする方法もありますが、これは意外と手間がかかります。
事前にグループ名簿を準備したとしても、大学では履修者全員が出席することはまずありません。

授業が始まって、グループに分かれてみたら、人数が極端に少ないグループがあったりして。
そうなると、大幅な人数調整が必要となって、時間もロスします。
事前に手間をかけていながら、授業でも手間取るのは最悪のケースですね。

私も事前にグループ名簿をつくったことがあるのですが、授業当日、グループの人数のデコボコを調整するのが大変でした。
しかも、あとで学生から「くじ引きなら自分で選んだことだから、嫌なやつと組んでもやる気になるけど、先生に決められたグループだとガマンならない」なんて言われてしまいました。
学生もくじ引きなら、偶然だから文句ないんだなという発見もありました。

というわけで、くじ引きが最善の方法と言えるでしょう。

「くじ引き」のメリット

くじ引きのメリットは3つあります。
①当日の人数に応じて、くじの枚数が調整できる。
②くじの枚数に合わせてグループの数も調整できる。
③グループ毎の人数の変動が少ないので、グループの人数調整もラクラクできる。

ただ、くじ引きといってもいろいろな方法があります。
前にも書いてますが、私は頻繁にグループ替えをしていました。
そのため、時間のロスも少なく、準備も簡単な方法を考えて実行していました。

次回はくじ引きの方法を紹介します。
準備するものは2つだけできるという簡単なやりかたです。

アクティブラーニングのグループ分けはくじ引きが最善の方法です。

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