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身体完全同一性障害(雑感)

私を含めて多くの人は体や精神に障がいをおいたくないと思っている。

不幸にしておってしまった時には、身に起きた不幸や悲しみを乗り越え、それを克服しようとする。物理的な障がいが固定する場合は代替機能を獲得したり。一生懸命クスリやアルコールを絶つ努力をしたり。我々は時にそのような生きる姿に励まされたり、彼らに対し尊敬の念を抱くことがある。

翻って、自らの体が完全に機能することに違和感を感じ、何らかの方法で自分の手足を切り落としたり、視力を失わせる方々がいる。「身体完全同一性障害」という障がいだそうだ。彼らは義足をつけることや見えなくなることが希望なのだ。

まだあまり知られていない障がいであり、彼らのこうした考えに違和感や嫌悪感を持つ人がいるのだろうか。個人的意見だが、彼らのこうした権利、思いは最大限尊重され、守られるべきではないかと思う。

しかし実際のところ、健康体の足を切断してくださいと言って、切ってくれる医療機関など存在しない。彼らの要求へのハードルは高いのだろうが、治療しながら、体を失わないという選択肢も視野に入れた自己実現を図っていく事が望まれる。

また、自分の体を傷つけるということでは自死も同じだが、身体完全同一性障害の方は生きるため、今後の生活をよくするために体の一部を犠牲にするのであって、自死とは根本的に違う。自死願望がある方はすぐに止めるべきで、それは叶えてはいけないことである(個人的意見)。

私は法律や医療に詳しくないけれど、こうした思いを抱えた方々が暮らしやすく、上手に自己実現できる社会に近づけたらいいと思う。

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今回は身体への障がいをおうことへの要求について感じたことを書いたが、要求は違えど、性同一性障がいの方が感じる身体違和、もある。また整形手術の隆盛は、自分の体に身体違和を感じる方が多いという事を表しているのではないか。



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