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よもやま雑記

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考えがまとまっていないことやこれから考えたいこと、日々感じたことなど、思うがままに書きます。雑記。
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2017年12月の記事一覧

年を重ねることと、美しさ、について。

年を重ねることと、美しさ、について。

「25歳」という年齢は、世間一般では、とても若い、と思う。

まだ人生の半分──ともすると人生の3分の1すら生きていないかもしれなくて、電車で隣に座ったサラリーマンが「もう社会人生活20年目だよ」なんて言っている話を聞くと、ああ、この人たちは私が小学生になる前から社会人生活を送り続けているんだ、私はまだ何にでもなれるんだな、と、思ったりする。

けれど、世間一般の当たり前とか、周囲の年上の人に言わ

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2017年は、東京で生きた

2017年は、東京で生きた

2017年は、なんというか「東京」で生きた1年だった。

場所的な意味でいえば3年前から東京で生きているのだけれど、去年まではまだどこかで、心は京都にあった。休日によく遊ぶのも一緒に上京してきた関西の友達であることが多かったし、社会人になってから、友達を作るのは難しいと思っている自分がどこかにいた。「大人になってから、本音で話し合える友達なんてできないでしょう」と、思っていた。

けれどこの1年、

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「特別」を、守り抜く。

「特別」を、守り抜く。

自分にとって「特別なこと」が起きると、誰かに言いたくなる時がある。

それは、たとえば突然降られた雨のことだとか、偶然街で再会した昔の恋人のことだとか、ふと見上げた夜空がとても綺麗だったことだとか。

中には、特別すぎて自分だけの秘密にしておきたい、と思うこともあるのだけれど、往々にして「特別なこと」とは誰かに言いたくなるものだ、と、思っている。

「誰か」というのは誰でもいい。恋人でも、親しい友

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どうしても、孤独からは逃れられないという事実と理由について

どうしても、孤独からは逃れられないという事実と理由について

「丸い月」というものを誰かと一緒に見たとして、その月を「丸い」「きれいだ」と思う感覚は同じだったとしても、相手にとって見えているそれは、私が見ている「丸い」とは違うのではないか、と、思っている。

音楽を聞いていると、その音がすべて「ドレミファソラシド」で耳に入ってくる……ということが世間一般的に「絶対音感」と呼ぶのだと知ったのはここ数年のことで、それまでは、世界中の人が共通して、同じように音階で

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