4月10日 Winnyが残した教訓とは
4月10日ですね。
土曜日に映画Winnyを観に行ってきました。
とても良かったです。
今、感想のブログを書いています。
ここでは感想のうち、弊社に関するところを。
Winnyはソフトウェアです。
ソフトウエアが悪意の持ち主によって使われたことによって、開発者に責任は問えるのか。
映画ではこの大きなテーマに絞っていました。
幇助罪をどう考えるのか。悪用される可能性を考えて配布したのか否か。
映画では東出さん扮する金子氏の純粋さが強調されます。技術のことにしか目がない人として。おそらくは金子氏は映画で書かれたような方だったのでしょう。
まず、弊社としての前提は考えておきます。
それは、技術は進化すべき、ということです。これは弊社として掲げておくべきでしょう。
システムを作る上で失敗もあるでしょうし、バグも出るでしょう。
ですが、絶対にバグのない製品はあり得ません。出来うる限りのデバッグをし、それでもなお、出てしまうのがバグ。
それを踏まえて果敢に技術の可能性を追求する。ここは外してはならないと思います。
まず、とことんまで技術を追求し、現時点でできうる最良のものかできたら、そこから次のステップに移れば良いのです。
幸いにして弊社が主に取り扱うのは、kintoneというプラットホームです。プラットホームの制約がある限り、Winnyのように社会を巻き込む心配はないと見て良いはず。
そもそも、遵法は当然です。コンプライアンス意識も持っておかねばなりません。Cybozu Developer Networkにも載っているセキュリティガイドラインに沿ったコーディングも当然。
ただ、萎縮してはなりません。
萎縮すると最初からその枠の中でしかものはできません。
かつてはあれほどに盛んだったわが国の技術も、果敢な海外のサービスを前に見る影もありません。おそらく萎縮してしまったのでしょう。
挑戦していこうではありませんか。
固定観念は捨てて。
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。