見出し画像

6月22日 無償のイベント開催をなぜやるか

6月22日ですね。

昨日はkintone Café 神奈川でした。

リアルが14名、オンラインが22名のご参加でした。

とても良い感じで盛り上がりましたし、やって良かったなぁと思いました。


夜の懇親会の場で、ビジネスマインドとこうした無償イベントのバランスをどのように取っているのか?について御質問をいただきました。質問したのは、今回初めてご参加された方です。

とても重要な視点だと思いましたので改めて考えてみました。


kintone Caféの理念は、ユーザー有志による勉強会であり、特定の企業セミナーではありません。サイボウズさんに依頼すれば、登壇していただくことも可能です。が、原則はサイボウズさんが主催することはありません。あくまでも無関係の立場です。

kintone Caféはあくまでもユーザ側のイベントなのです。

また、主催する私たちも自社宣伝はできません。自己紹介の中で自社の活動について触れるくらいがせいぜいです。

自社の宣伝ができないとなると、登壇しても全く利益はないように見えます。なぜ無償の労働をしているのか?と。

弊社は零細企業です。また私自身の時間にも限りがあります。本来なら利益の出ることに時間を使うべきなのでしょう。客観的に考えてもそのような疑問が生じます。


私の場合、個人事業主としての立場が長く、仕事=個人=会社の営みの時期をずっと過ごしてきました。

そのため、会社としての利益と個人の利益を別に考える癖が身についていません。個人の行いと会社の利益を同じで考えてしまっています。雇用を始めた今もおそらく、それを引きずっています。


私はこのようなイベントに出たとき、即座に利益を求めることはしません。長い期間(1-5年)の後に何かの形で帰ってくればよいなと考えています。何かの形とは、案件の紹介であったり、私の認知度のアップも含めています。

おそらく、今までの登壇の効果は上がっていると実感しています。


無償に見える登壇をするもう一つの理由は、個人としての趣味です。人前で話をし、その場で反応をいただく喜び。夜の懇親会で共通の話題で盛り上がる一体感。美味しい料理やお酒を飲みながらの、その土地ならではの会話の楽しみ。

これは旅や酒が好きな私ならではの理由なのかもしれません。先日のkintone Café 高知を振り返ったブログでも書きました。

率直に言って、こうした活動を無私の心だけでやってしまうといつかは疲れてしまいます。外から見れば報われないように見える事でも、私にとっては何か自分にとって良いことがあります。だからこそ、こうした活動を続けていけます。

しかも、登壇や会話の中で得られるものもたくさんあります。それらが私のモチベーションをさらに高めます。


単なる飲み会に出るだけ。しかも、飲むメンバーが固定されているとすれば、新たな学びは減ってしまいます。

kintoneのように一つのテーマで勉強会をすれば、志を一緒にした方や、それに興味を抱いた新たなメンバーが来てくれる確率も上がります。

新たな方との会話を通じて、学ぶことも増えます。


というわけで次回のkintone Café 神奈川は、SORACOMさんとの共催イベントに向けて準備を始めています。九月の予定です。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。