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ZITA-BATA旅行記 4日目 Ultimate ZITA-BATA Day②

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ト・ヨース(Te=Yodth)、人口島、海産物、冒涜的な名前(スゴイシツレイ)。俺の中ではどうしてもインスマスに結び付いてしまい、禍々しい低音でその名前を呼んでしまう。こんな風に。

トー……ヨォォスゥゥゥゥ……

こんにちは。貿易センターから離れた俺は三回も乗り換えしてト・ヨースにやって来ました。今日は日曜日、豊洲市場は開いていない。なので俺の目的は市場見学でも、寿司屋でもない。昨日調べる限り、ここのMALL的施設の中にあるシネマーが唯一、スタートゥインクルプリキュア・ザ・ムービー、星のうたに想いを込めてを午後に上映する映画館だからだ。

2018から、日本に来るたびに映画館でプリキュアを観ていた。狙っているわけではない。P・G(プリキュア・グラビティ)に導かれるまま自然にこうなってしまったというべきか。

券売機からチケットを空き席残り二つのところで確保できた。あぶねえ、もうちょっとのところで徒労したところだった。しかし映画が上映して一ヶ月に立つ今もほぼ満員とはな。これはタフな観映経験になりそうだ。

開演まで30ぐらいある。その前に昼飯を済ませえおきたいところがだが、MALLは今全人類が集まったかのように混んでいる。レストランは満席に満席。しゃねえ、バーボンでも飲んで空腹を誤魔化そう。

彼はアルコールホリックみたいにバッグからスキットルを取り出し、Jimbeamを含んだ。

あぁうめえな。スキットル買ってよかった。

「マァマァアアィヤアアアーー!!!」

ガシャポンベンダーの前で、幼いガールが泣き叫んで床に寝転がった。

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ダラダラやってたら開始前五分になった。最後のトイレを済ませ、シアターに向かい、極めて善良かつ無害な微笑でスタッフにチケットを渡した。

「13:35のプリキュアですね。スクリーンは2になりますー」

その時である。スタッフの兄さんは振り返って、ミラクルライトが入った箱を探った。これってもしかしてぇー?何かの誤りでミラクルライトをGetできるのではぁー?しかし兄さんはミラクルライトを配るのは12歳以下のキッズのみを思い出したのようで、こっちに向けてチケットの一角をちぎっただけだった。

「あっ、なんでもありません。ごゆっくりどうぞー」

まあ、そうなるわな。別に兄さんのことを恨んでいない。遥々異国から、休日にひとりでプリキュア映画を見に来る俺の方が異質なのだ。

シアターはほぼ満員だった。チケットに頼り席に辿り、右二目の席にいる少女戦士に頷いてアイサツした。少女戦士も頷きアイサツを返した。えらい。きみこそは未来のPre-cure戦士や。

観る限りでは俺の以の客は全員少女戦士と彼女らを監督する大戦士、つまり親子連れだ。俺の異物感がさらに際立つ。でもこれぐらいのことで動揺しているようじゃプリキュアおじさんの名折れだ。バーボンでも飲んで落ち着こう……うめえな!

70分後。

いやぁ、よかった。俺のプリキュアメンターとう腐が言った「秋映画が強い」ってのが本当だったな。

露骨にミラクルライトの使用を煽って物語のテンポを崩さなかったのもいいよね。これで家で円盤とかを観るときミラクルライトがなくても安心だ。にしてもミラクルライトね、知性鳥類が星規模の工場で作ったり、原料は惑星の素だったり、ますます胡乱な存在になってきてないか?うへ、鳥野郎のことを思い出してちょっと腹が立った。

映画も観たし、もはやここに用はない。俺はMALLを出て、最後のクエストに赴いた。

ーボードブリッジー

船橋、この数日何回も通過したが、降りるのが初めて。ここでの目的はだた一つ、観光客特権を行使し、Switchと最新のポケモンソフトを買うことだ。

ならさっきのMALLで買えばいいのではと君は思う。実はさ、飛行機から降りた際にJALのCAからビックカメラの割引券を渡されたんですよ。免税+割引、もう最強じゃない?だからここに来る必要が……

ところがどっこい、俺は今、レジでゲーム機とゲームソフトは割引対象外と告げられた。

「そうですか。でも免税はできますよね」「もちろんです。少々お待ちください」

と店員さんにパスポートを貸し、VISAとか色々照合してくれた。思った以上に面倒だな免税ってのは。今に並んでいる日本人のお客さんに申し訳ない。でもこれで外貨が入ってあんたたりの生活がより豊になるらいしいので気長く待っていてくれ。

「あっ、プロテクターの方が割引対象になっておりますので割引券を頂けないでしょうか?」「はい」

結局、最強に安くなったのはSwitchのモニターにはるプロテクターだけだった。外貨が入ってよかったですね日本の皆さん。

そんで俺は本を詰めたリュクを背負い、手にビックカメラの袋を提げてラッシュアワーの総武線に乗った。空いている手はつり革を掴んでいるのでスマホもいじれない。

疲れたぜ。

この日の晩御飯

なぜ盾にしたかって?そら盾は防御だけでなく、鈍器や刃物にもなれるってキャップが証明してくれたから。

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(最終日に続く)

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