パシフィックリム：アップライジング見てきました。なるべくネタバレしない。

　待ちに待っていたあの映画が上映されて2週間ぐらい経った。そろそろ映画館に行ってもあまり人が混まず快適に視聴できる頃合いだ。

　前作はもちろん素晴らしかったが、事前に情報を取り入れすぎたのは仇となった。「クリムゾンタイフーンは操縦者三人で動かすのか?!高機動？雷雲陣式？一体どんな動きをしてくれるのか楽しみだ!」「チェルノアルファ!腕力だけでkaijuをねじ伏せるんだって!こいつは漢だぜ!」公開されたイェーガーの資料でネット上でみんなで盛り上げたり、公式スピンオフのコミック読んだり、映画が待ち遠しく脳内でイェーガーとKaijuに戦いを繰り広げる場面を想像していた。

　そして期待に満ちて映画館に赴いた。「すげえ……イェーガーが動いてる……」と感動する私であったが、このあと起こった衝撃が大きかった。

　チェルノとタイフーン、呆気なくやられましたね……

　歴戦の勇者にもかかわらず、二体のカテゴリー4に大したダメージを与えられず退場し、カテゴリー4の強さを視聴者に見せつけた。しかしそのあと、ジプシーデンジャーの活躍によって見事に二体のカテゴリー4が倒された。

　いやはや。

　私は正直、ロポットアニメを見るときは主人公機より、サブキャラや敵のロボットの方が好きになることが多い。だから他のイェーガーにもうちょっと活躍して欲しかったところもあったが、尺的にそれができないとわかっている。当然ジプシーデンジャーもかっこいいと思っているよ。エルボーロケットとチェインソードのギミックを目のあたりにした際にワクワクが止まらなかった。

　前回と同じ轍を踏まぬよう、そしてどのイェーガーに愛着がわかないよう、私は映画館に行くまでなるべく最小限の情報しか接触せずにいた。テレビで見たCM一本以外に、今回の主人公は前回の司令の息子、ジプシーデンジャーの後継者ジプシーアベンジャーの操縦士のひとりぐらいしか知らなかった。その効果はよかった。とりあえず今回はジプシーアベンジャーのみならず、ほかのイェーガーもそれなりに活躍できてうれしかった。映画は二時間ぐらいの長さなので、展開が急ぎ過ぎた感が否めないが、もっと時間があればなぁ～。