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古都、ところどころ 2日目後半

※飯的恐怖注意※

前半

動物と戯れていたら、いつの間か昼頃になった。

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いかん。腹が減って放し飼いの鶏がとても健康そうで美味そうに見えてくる。動物愛が食欲に変わる前に俺はさっさとバイクを跨って樹谷農場を離れた。

台南と言えば、メシがとにかく安くてうまいことで有名。台南に来てからまたらしいご当地グルメが食べれていない。リベンジだ。まずはこれで行こう。

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牛の内臓スープ。スープは半透明で薄そうに見えるが、啜ってみると、牛肉の風味がもわーっと繰りの中で広がる。内臓がキレイに処理されて臭みが全然しない。

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スープの具をおかずでご飯を食べるのが府城流。そして府城のごはんと言えば。

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肉燥飯だ。スープとセットになっている。肉燥飯食べ放題でやっている店もいるようだ。スープ+肉燥飯でたったの100元。安すぎる!

テーブルの横に調味料が置いてある。

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以前から聞いていたが、酒が調味料としてテーブルにある現実を目のあたりにして少しカルチャーショックだった。俺はあともバイクに乗るので少ししか入れてない。本当少しだけだ……いや酔ってねえって!(ギレ気味)

スープに入れた酒でアルコール検知器に引っかかて飲酒運転容疑で捕まったケースがあるので気を付けましょう。

Googleの高評価も頷くいい店だった。さて次行こう。

いきなりどーん。

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以前に紹介したことがある豬血湯。固めた豚の血を入れたスープ。血の塊、ニラ、ニンニクフレークといったオーソドックスな材料。しかし碗の底を探ってみると。

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腸がたくさん入ってボリューミー。豚の血が北部で食べたやつよりも歯ごたえ柔らかめ。血の味が濃くてとてもブラッディだが、ニラとニンニクの香りもまた強くて、互いの個性が拮抗しながらある種のバランスを取れている。いままで最高級の豬血湯と言えよう。

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同じ店の乾麺。スープと合わせて100元ちょいぐらい。いや参ったね。府城の料理が安い上に、同じ物でもほかのところよりレベル高い。以前ラジオで北部で働いている台南出身の人が「北部の食べ物が高い!不味い!」とDJに泣けつけるのも納得できる。

今回紹介した二軒ともスープが看板料理だけあって、もはやスープがメインディッシュ。そして北部ではありえない安価で高レベルの料理を食べれて、博大精深なる台南グルメの毛の程度しか触れていないが、その恐ろしさを知るには十分だった。

四草

正午の太陽に炙られながら沿海地帯を走って、沿岸湿地帯に位置する四草エリアに来た。

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浅瀬にカキ養殖用のバスケットが浮かんでいる。台南は養殖漁業が盛んでおり、サバヒーをカキを主力産物だ。

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なんかのマングローブ植物。

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マングローブ林の真ん中を通るボード。その先はこんな風景になっているそうだ。

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リソース:臺南市政府觀光旅遊局

興味がないわけではないけどこのご時世だ。他の国と比べて感染が抑えれているとはいえ密必至のボードに乗って20分ぐらい拘束されるに抵抗がある。そもそも団体行動が性に合わない。俺はLONE WOLF、我が道を往く。

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もう少し海岸を進めるとビーチがあった。砂を想像以上に柔らかくて歩き辛い。海に浮かんでいるのはそう、かきの養殖バスケットだ。

ここにきて体力的にきつくなってきた。バイクで走る際に浴びた紫外線と空気抵抗が確実に俺の体力を削っていた。もう休みたい。しかしホテルまでの道のりはGoogleによると30分が要る。はぁ……

安平古堡

かつて熱蘭遮城だと呼ばれ、オランダ人の手によって築かれた台湾最初の城塞である。鄭成功、清王朝の時代を経て、壊されり直されたり、こうして今は文化財として保管され、観光業の重鎮ともなっている。

まあ今回ここはパスけどね。疲れたし、昔は2回来たことあるし新鮮感がないっていうか。でも周りの豆花屋でカロリーを補充した。

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紫外線に炙られた身体に優しい一品。少し元気が出た。Googleさんのナビに従い市街地を駆け巡る。そしたら。

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またしてもDEAD ENDじゃないか!しっかりしてよGoogleさん!

(最後の晩餐そして三日目。家に帰るまでが遠足。また油断してはいけない!)

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