炎天下の聖戦旅 2日目
おはようございます。朝から町中にセミが元気に鳴いています。ホテルで豊盛な朝食を頂いたあと、ヨドバシの横にあるネカフェにやってきた。
せっかくの旅行なのにネカフェで時間を潰すなんてもったいないって？そうかもしれない。けど昨日の疲労がまだ取れてないし二日酔いもまた抜けていない。無理やり遠く出かけたらたぶんやばいことになる。なのでドリンクバー付きの冷房が効いた室内で過ごすと判断した。ついでにエンターテイメントもできる。
TOUGHを読んでいた。ずっと気になってたんだよ。（PC書き文字）とか、マネモブとか謎の単語が毎週毎週SNSに現れて、これはもしやニンジャスレイヤーのような面白おかしい作品なのでは？と思った。TOUGHは一応みなみの国にも輸入されたことがあるけどなにせ結構昔の作品なので書店や漫画喫茶でもなかなか見つからない。翻訳で関西弁を再現しつらいし味が変わってしまうだろうね。龍継はまた来ていない模様。
う
あ
あ
あ
あ
これが噂のPC書き文字か、とても力強い表現だ。それにしてもこの漫画おもろいわ。格闘描写が緻密で、特に関節技の応酬が手に汗握る。リアル寄りかと思いきや風当身、点穴、気などファンタジーじみたが普通に出てくるし、マネモブは思った以上に生気がなくてボックスのなかで笑いを堪えるのが大変だった。この作品における範馬勇次郎ポジションの鬼龍おじさんは度々「神の肉体と悪魔の頭脳」「怪物を超えた怪物」などと崇められるたびに「でもこの人はゴリラに喧嘩を売ってボコボコにされたよなぁ」と頭によぎってとてもシリアスを保てない。そしてオトンがすごい。なにこの強くかわいいオッサン。最高かよ。
そろそろ時間なので次の場所へ向かう。福岡といえばここは外さない。
ひゅ～おっきいねぇ～。BANDAIは快く思わないが、これは立派なスタチューだぜ。
背負っているのはフィン・ファンネルではなくロングレンジ・フィン・ファンネルという。ようは支えだな。これのおかげでνガンダムが安定して大地に立てる。
外は暑いし太陽が眩しい。中に入ろう。休日だけあってモール施設内は人がごった返している。フードコードでもレストランでも列がなっている状態。なんか急に興が醒めた。ターゲットの商品を買ってすぐ出よう。
が、トイザらスがまた出来ていない！なんということだ？これほどスケールのモールにクラシックなおもちゃ屋がないだなんて、お子さんはストレスが溜まるぞ！はぁ……適当に廻ろう。
王子麺だと！？いつのまに海外進出した！？
おもちゃ美術館だけあって木製の積み木など意識の高いお遊戯道具が置かれている。
目的を果たせず、飯も食えず、俺はやけ気味になり正午の日差しの下で歩いて近くのかつやにやってきた。
旅行なのにかつやで食事を済ませるなんて勿体ない！と思われそうだけどそんなことはない。みなみの国にもかつやはなくはないが、今は日本のかつやでしか食べられない期間限定メニューがある。
とんこつチキンカツ丼だ。外見がけっこうラーメンっぽい。
もやしがまあまあ入っているので食物繊維の摂取が捗る。たれは豚骨風味でありながら脂っこくなく最後まで飽きることなく食べられる。
にしてもかつや、熱い！厨房に近い席のせいか、室内にもかかわらず食べている間に汗が絶えなかった。うっ、めまいが……！そういえば前にテレビで見た、人体は高温の環境にいると自律神経が体温を調節しようと過剰に働いてエネルギーを消耗するとか、つまり今の俺は座った間にもエネルギーが消耗されていくわけ。
このままじゃまずい。麦茶を飲み干し、店を出た。外はもっと熱かった。バスに乗ってホテルに到着した頃にはもうへとへとだった。旅行2日目ですでに気力を失せている。今夜はもうTVナイトで決定だ。鉄腕DASH観たい。
少し昼寝を取ったあと、晩酌用のドリンクをつまみを調達してきた。ではやっていこう。
前から飲んでみたかったビアボール。まずはそのまま炭酸水で割って飲んでみた。普段飲みなれているチェコやドイツあたりの濃いめのビールと似た味。氷を多めにいれるとアジアのビールに近いあっさりした味になる。悪くない。けど自分で割る労力と比べて、缶ビールを買った方が安定して美味しいしコスパが高い気がしなくもない。
そして我が永遠の宿敵アサヒSUPERDRYジョッキ缶。こいつには散々敗北されて辛酸を嘗めさせられてきた。今日こそリベンジしてやる。買ってから冷蔵庫に3時間ほど冷やしたが、ホテルの冷蔵がパワーが足りないせいでギンギンまでは至らなかった。けど問題ない。磯丸水産の爆弾酒から対処方法を思いついた。缶にほかの容器を履かせばいいんだ。これは天才的発想だぜ！
あーあ、全然だめ。泡が想像以上に多かった。天才だと思いあがっていたが凡愚でしかなった。人間VS.酒は人間の3連敗となった。酒が強すぎる！
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