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グリップを使い始めました

結構長い間筋トレしてきましたが、グローブやグリップはほとんど使いませんでした。男たるもの、己の手のひら皮一枚で重さに接すべし!とかいう謎の信念のもとでずっと手のひらを酷使してきました。

そして長い間筋トレしてきたにもかかわらず、BIG3のひとつであるデッドリフトもほとんどやりませんでした。デッドリフトは主にフリーウェイト(軌道による自動フォルム矯正がなく完全自力で上げ下げする筋トレの王道だ)で行う。これまで通ってきたジムのフリーウェイトゾーンは常にジョン・シナばりの怖いマッチョに占領されて近寄りがたく、自分にはまた早いという意識を持っていました。

「でもデッドリフトはやった方がいいぜ。コアマッスルを鍛えるとベンチやほかのトレーニングもやりやすくなる」

と職場の先輩が言いましたし、最近入会した新しいジムは会員の年齢層が高めでフリーウェイゾーンはよく空いている。デッドリフトに挑戦してみました。フリーウェイゾーンに入って、慣れない手つきで重さをセット。とりあえずバーに20㎏のプレート2つ付けてやってみよう。

バーを地面に下げ、しゃがみ込む。足は肩幅と同じぐらい開く。尻は力を込めて、肩はリラックスする。ふんっ、持ち上げられた。結構簡単でしたね。もっと重くしてもいいぐらいです。

その日は100kg×5回まで出来ました。筋肉の新しいフロンティアを開拓できた喜びと後ろ腰から伝わる疲労もいい具合でした。あと手のひらの負担が激しいです。筋トレ用のバーには握りやすいために表面がギザギザな部位があって、重さも加えて動作中は本当にやすりのように化してしまう。皮が剥けて、傷口から透明な汁まで出てしまう。鉄棒で積み重なった厚いタコが僅かわずか数回のリフトで削られてしまった。

「デッドリフトする時はパワーアップグリップをつけた方がいいよ。でないとマジで手が破壊されてすまうからな」

と先輩からアドバイスをもらってので、グリップを購入しました。

付けるとこういう感じ。なんかプロっぽくてテンションが上がります。

革の部分をバーの下に回し、手のひらにフィットするように納める。なるほど、革で手を摩擦から守るだけでなく、バーを360°ホールドすることで安定性が増すわけですね。よく思いつきました。

グリップのおかげで今日は110kgあげられました。手のひらの消耗がなくなるだけでデッドリフトがこれほどやりやすくなるとは。謎の信念などかなぐり捨ててさっさと道具に頼った方がよかったですね。また沼にハマりそうです。



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