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DROBEのポッドキャスト「どろきゃす!」Season1の聴きどころ解説(後編)。で、結局やってどうだった!?

こんにちは。株式会社DROBEで、PR・HRマネージャーをしている阿久澤です。先日、弊社のポッドキャスト「どろきゃす!」について紹介させていただきました。

  • シリーズBの資金調達をきっかけに、採用広報施策の一環として始動

  • 「対話によって関係性を見せる」「語り口で想いを伝える」「文字だと小難しい話をわかりやすく」を3つの軸としてコンテンツを企画

  • 1エピソード50視聴をKPIに、13エピソード走り切った

(3000文字近く書いたのに3行でサマれてしまった…w)

今回は前回力尽きて書ききれなかった#5以降のエピソードの聴きどころの紹介と、結局やってよかったの??について自分なりに振り返りたいと思います。

※施策の振り返りに興味ある方はエピソード紹介は飛ばしていただいてOKです!

各エピソードの聴きどころ紹介(後編)

#5 お客さまに寄り添い続ける、パーソナルスタイリストの想い

個人でもパーソナルスタイリストとして活躍されているNanaeさんに、パーソナルスタイリストのお仕事についてや、お客さまへの想いを語ってもらいました。

二人揃ってカラーがWeWorkの内装に絶妙にマッチした。左がNanaeさん

パーソナルスタイリストって、ただおしゃれな着こなしを知っている人ではなく、目の前の人を、ファッションによって輝かせることにものすごくやりがいを感じる、「人」と「ファッション」のプロなんだと感じる回でした。

「女性は全員美しい」。Nanaeさんの女性に対する全肯定の姿勢に、「私だっておしゃれしていいんだ」と思えるというか..。ファッションから少し遠ざかってしまっている、すべての人に聴いてほしいです。私自身、とっても勇気が出る回でした。

#6 ライフステージが変わってもファッションの仕事を諦めない。DROBEスタイリストの働く環境について

DROBEは、ファッションに悩む女性の課題解決だけでなく、ファッション業界で働く女性の課題解決もしている会社だと考えています。

ずっとファッションが好きで「ファッションを仕事にしたい!!」という強い意志のもと専門学校等で勉強してようやくファッション・アパレル業界に就職しても、時間・物理的な制約があり、結婚や出産などのライフステージの変化をきっかけにキャリアが途切れてしまう女性が非常に多いです。

DROBEのスタイリストは、フルリモートで、場所や時間を選ばずにスタイリングができるので、ファッションの仕事が続けたくても続けられなかった女性の第三の選択肢になっています。

#6では、DROBEの専属スタイリストで、幼稚園児の双子の娘さんを育てているNarumiさんに、働き方について聴いてみました。

収録時の様子。真剣な眼差し!(中央がNarumiさん)

#7 パーソナルな提案のための商品戦略とは?DROBEならではのMDの仕事について聞いてみました

ひとりひとりに合った提案をするためには、それだけ幅のある商品ラインナップが必要です。#7では、商品戦略を担うMD(マーチャンダイザー)の仕事について紹介しました。

今回のゲストは2人とも、新卒で三越伊勢丹に入社した生粋のファッション業界出身。2人から見るDROBEの可能性や、DROBEに商品を提供してくれているアパレルブランドさんからの期待など、DROBEの社内にいてもなかなか触れることのできない「ファッション業界の中のDROBEとは」について、私もとても解像度が上がる回になりました!

収録時のMDチームの2人(左:CMDO佐熊、右:MD Mgr森田)。DROBEのファッションリーダー

#8 AIを活用したアパレル商品開発とは?業界の課題に向き合い、人に寄り添ったものづくりを

DROBEは、ひとりひとりに合った商品を売るだけはなく、その購買データをもとに、AIを活用した商品開発もしています。「3ヶ月後に売れる商品」がある程度予測できるため、「売れるものを」「売れる分だけ」作るアプローチが可能です。

従来から大量生産・大量廃棄が課題視されているアパレル業界において、DROBEの取り組みはどんな意味を持つのか。また、データだけでは見えない人の感性を生かしたものづくりとは。

国内外問わずずっとファッション領域でキャリアを積んできたNatsuyoさんと、三越伊勢丹で販売とものづくりを見てきた佐熊が語るものづくりの未来。DROBEがものづくりをする意味について感がさせられました。


収録前、ポケットに娘さんのハンカチが入っていて爆笑する佐熊さん(右)と終始緊張していたNatsuyoさん(左)

#9 DROBEのプロダクト開発の軌跡とこだわり

満を持してCOO長井さんが初登場!DeNAでインターンをしていた学生時代から付き合いのあるCEO山敷と、DROBEのプロダクト開発について語ってもらいました。

なぜプロフィール登録時に70問もあるの?など、DROBEならではの仕様がどう決まっていったのか、DROBEのサービスを知っているorプロダクト開発に関わる方なら楽しく聞けるエピソードが盛りだくさんです!

長い付き合いの二人(左がCEO山敷、右がCOO長井)

個人的には2人の理屈っぽい話し方にも注目していただきたいです!(普段からそうだけど、2人集まると相乗効果が生まれる気がするw)

【緊急特番】ChatGPTを活用したアイテム・コーディネート検索サービス「AIスタイリストさん」開発秘話

ChatGPTのAPIを活用し、爆速開発したAIスタイリストさんについて、開発秘話をエンジニアチームに語ってもらいました。

サービスの裏側の仕組みや、DROBEのデータがどう生かされているか、今できていることとできていないことなど、非エンジニアでもわかりやすく聴ける内容です!(非エンジニアの私がMCなのでw)

ファッション×AIってなんだかいろいろできそう(語彙力)!とワクワクする回でした。

過去最大の収録人数!(この辺から私の髪がピンクに)

#10 カルチャー推進からグルーヴ開発へ。楽しく働くためのしかけ

「DROBEってみんな仲が良いですね!」「飲み会も多いですよね!」

最近入社した新メンバーにはそんな言葉をかけられるんですが、一年前のDROBEは、飲み会なんてほとんどなかったんです。

「みんな楽しく働けてる?」
「隣の人がどんな仕事をしてるかわかってる?」

そんな課題感をもとに、約一年前にカルチャー推進PJTは始動しました。みんなが会社を自分ごと化するためには何が必要なのか、試行錯誤した軌跡を語ります。私もこの回で初ゲスト参加しました!

「こんな感じでよかった!?」と確認しあう収録後。よかったよ

#11 卒業生に本音で聞く!「DROBEってどんな会社?」

初の卒業生回!卒業生って、半分身内で半分世間、みたいな存在。そんな卒業生の2人に「DROBEってどんな会社?」「そもそも何で入社して何で卒業したの!?」「合わなかったところある??」と、全編通してちょっとハラハラする質問をしてみましたw

中にいるだけじゃなかなか気づかないDROBEのカラーが、一歩引いたところにいる卒業生とのディスカッションだから立体的に見えてくる、そんな回になりました。

モノトーンコーデの卒業生二人。いつもおしゃれ
懐かしかった!

#12 「どろきゃす!」最終回!各エピソードを振り返ってみた

MCの私と編集の中新井田(なかにいだ)さんで、各エピソードの思い出を語るゆるふわ回です。

全エピソードについて触れているので、「どろきゃす!」未視聴の方の導入にもおすすめです。が、もし、全編聴いた後に、一緒に振り返る感じで聴いてくれた方がいたら、めちゃくちゃありがたいリスナーさんなのでビールを一杯奢らせてください。

どろきゃす!の可能性は無限大!の∞マーク(ハートじゃないよ)※左が中新井田さん

やってどうだった!?

前編でも紹介した通り、各エピソードの視聴数の目標は「50」と置いていました。数字的には、半数以上が目標を超えて、中には3桁の視聴数になるエピソードも。ねらった通りの規模で視聴してもらうことができました。

とはいえ、50視聴という目標が妥当だったのかについて、スタートアップのポッドキャストの事例がまだ多くないこともあり、定量的に工数対効果を測るのはなかなか難しいと思っています。ここでは、あくまで「やった側の肌感」として、よかったこと、難しかったことについて振り返ってみようと思います。

よかったこと

社内メンバーの出演ハードルが低く、たくさんの部署を採用広報に巻き込めた

配信コンテンツで話をするのに抵抗がある方も多いかな?と心配していたのですが、出演交渉では想像以上にみんな快諾で、結果としてたくさんのメンバーにDROBEの顔として出演してもらうことができました。動画出演や記事執筆よりも抵抗がないのかなと思います。

また、外部のメディア取材だと、サービスをわかりやすく伝えるために、決まった役割・部署に取材が集中しがちです。自社コンテンツだからこそ、全方位的に人を巻き込み、採用広報への温度感を、全社隅々まで上げられたのではと思います。

4月のキックオフの集合写真。1/4ぐらいのメンバーに出演いただいている

背景や想い、人となりを伝えられるので、長く使えるコンテンツに

「どろきゃす!」は大体1エピソード30-40分程度、聴きやすくするための細かな編集は入れていますが、その場の雰囲気や話題は、大体そのままお届けしています。

5W1Hで言うと、変わりやすい「WHAT」ではなく、「WHO」や「WHY」に焦点をあててお伝えできるので、長く活用できるコンテンツになりました。

公開時に拡散するだけでなく、過去のエピソードも採用候補者に参考資料としてリンクを貼ったり、内定者のオンボーディングに活用したりしています。

社内ラジオとしての側面も

公開した週は、最新エピソードをオフィスで流している場面をよく見かけたり「XXさんと一緒に聴いてたんですよ〜」と言う声をもらったり、メンバーに社内を知ってもらう・メンバー同士の交流のきっかけになる役割も果たしてくれたかなと思います。

社外への公開を意識するからこそ、前後の背景含めてわかりやすく伝えようとする努力が、結果的に社内メンバーが聴いてもわかりやすい内容になったのだと思います。

社内で一緒に聴く会も企画してもらったり

難しかったこと

新たな認知拡大にはなりづらい

元々「深く知る」コンテンツとしての位置付けではありましたが、あわよくばポッドキャストを通じて初めてDROBEを知ってくれる人が出れば嬉しいなーと思っていましたが、視聴数を見てみても、なかなかそれは難しかったのかなと思います。

AIの活用の仕方、プロダクトづくりの試行錯誤の話などは、DROBEに興味を持っていなくても参考になる内容だと自負しているのですが、そのような視聴のされ方まで広げることはできなかったです。

今後は、話題のキーワードを社内の人が解説する、など、耐久性よりも話題性のある内容でも配信してみてこのあたり検証してみたいです。

振り返りや分析がしづらい・やりきれなかった

どういうエピソードなら伸びるのか、実際採用広報にはどれくらい寄与しているのかなどの分析は、13エピソード配信しても掴みきれなかった感はあります。

後者については、選考中の候補者にアンケート取るなどである程度可視化できるかもしれません。

まとめ

前後編含めて8000字ぐらいの大作になってしまった。ここまで読んでいただきありがとうございました!

知名度のないスタートアップがポッドキャストによって認知を拡大する、はなかなかないと思うのですが、すでに知ってくれている人(社内・採用候補者・取り組み先などなど)が深く知るコンテンツとしてはとてもよかったなと思います。

また、「XXのチームの業務や想いを文章にまとめて発信してください!5000字ぐらい!」となると、「うーん、大事なことはわかるけど時間ないしな…」となって半年ぐらい放置しがちですが、

「○月○日○時にXX会議室でXXのチームの業務や想いについてお話し聞かせてください!」だったら、こちらが時間さえ押さえたらすぐに実現するので、実は具現化ハードルは低いのがポッドキャストかもしれません。

わたしたちはがっつり機材を揃えて始めましたが、たぶんオンラインMTGの収録とかでもいけるはず…!?このnoteが興味ある方の背中を押せれば嬉しいです&どろきゃす!ぜひ聴いてみてください!

最後に、Special Thanks かんなさん。
タイトルやクリエイティブなど、どろきゃす!の世界観について考えてくれ、中新井田さんが編集に慣れるまでは、収録に立ち会って会話の内容をスマホでメモってくれました(予算がないので小さな会議室で席がない&タイピング音を拾ってしまうのでスマホでぽちぽち書いてくれた)。

「ギャルみたいにスマホ高速でいじってすみません」と言っていた。どろきゃす!の影の立役者

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ではまた別の記事でお会いしましょう〜〜〜!

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