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違和感しかなかった「お母さんになったね」という言葉が急に腹落ちできた瞬間

どプライベートな気づきの話です。

35歳で第一子となる息子を産んで、今月彼は2歳になりました(👏パチパチパチ)。
こどもを産むまでの葛藤などは、彼が生後5ヶ月の時にnoteにしたためたぶりなので、こどもについて文章を紡ぐのは1年半ぶり2回目です。

そのときの記事はこちら↓

この記事にも書いていますが、子作りをしたいと思えるまで、それなりの葛藤がありました。プライベートや仕事での変化や気づきを自分なりに咀嚼した結果、自然な流れでこどもを産みました。それは、N=1=わたし、のストーリーだと思っていました。

こどもが産まれて、子作りから子育てのフェーズに変わっても、その意識は変わりませんでした。

毎日が発見の連続(保育士さんすごい、とか、アレルギー物質ってこんなにあるんだ、とか、働く車ってこんなにかっこいいんだな、とか)で、

自分が知らなかった感情(世の中のすべての生命を慈しみたい、とか、この子に悲しい思いをさせたくない、とか)にももたくさん出会いました。

それは世の中のすべての母が多かれ少なかれ思っていることかもしれないけれど、あくまでわたしの人生で、わたしが掴んだ気づきという感覚でした。

「あくちゃんもお母さんになったんだねぇ」

わたしがこどもの話をしたり、こどもと接していると、こんな言葉をよくかけられるようになりました。それはきっと、心からポジティブにかけてくれている言葉だと思います。でも、なんだか違和感がありました。

わたしがこどもを産んで、こどもを慈しみ、一生懸命育てていること=
「お母さんになった」なのか???????????

その言葉に100%悪意はないし、わたしも嫌だとは思っていなかったので、まあそんなもんなのかな、ぐらいに看過していました。

そんな折、地元群馬に帰省する機会がありました。

いつも帰省する際は母に車を出してもらい、母の運転する車で移動していたのですが、そのときは姉一家も帰省しており、母の軽自動車は定員オーバー。わたしがレンタカーを借りて、息子と二人で二泊三日を車移動しながら過ごすことに。

初日、久々の運転に緊張しまくりで、免許をとってからはや十数年、無事故無違反のゴールド免許ですが、自信のなさから周りのドライバーさんの優しさに頼ろうと、レンタカーのスタッフさんにお願いして、初心者マークをつけてもらうような状態。

息子がムチムチすぎて備え付けのチャイルドシートにお腹がつかえて取り替えてもらった

後部座席のチャイルドシートにもうすぐ2歳になる息子を乗せて、二人だけのドライブが始まりました。

何ヶ所か用事を済ませ、その日の宿となるおばあちゃんの家に向かいます。

時刻は17:30ごろ。冬の田舎道は真っ暗で、ハンドルを握る手にも緊張感が走ります。信号待ちのたびにバックミラーで息子の表情を確認。息子もミラー越しにわたしと目が合うと、ニコッと微笑んでくれました。

そのとき、ふと、心から「お母さんになったなぁ」と感じました。

「な、なななぜ!?」自分でもその感覚にびっくりして、どうしてそう思ったのか考えてみました。

わたしが6歳の頃、両親は離婚。離婚してからしばらくは母は土日は実家のゴルフ練習場でバイトをして家計の足しにしていました。毎週金曜日の夜は、真っ暗な夜道を母の運転でおばあちゃんの家に向かいます。その光景がフラッシュバックされました。

「当時の母も、今のわたしのように不安な気持ちで、後部座席にこどもを乗せていたのかな」(離婚したての不安な気持ちと、久々の運転の不安な気持ちは種類が違うような気もするが…)

当時の母のシチュエーションを自分も追体験したことで、初めて「お母さんになった」と感じました。つまり、わたしの中のお母さん像は、世の中一般のお母さんではなく、わたしのお母さんだったんだ!!!!!!!!

確かにそう考えると、母がわたしを育ててくれた環境と、わたしが今息子を育てている環境は、全くと言っていいほど違います。

母子家庭でもなければ群馬でもないし、娘じゃなく息子だし、車移動じゃなく電車移動だし、当時は一軒家だったけど今はマンションで、自営業をしていた母に対し、フルタイムで会社員をしているわたし。

だからこそ、母の人生とわたしの人生を重ねることが、群馬の夜道をこどもを乗せて運転するまでなかったんだと気づきました。(奇しくも借りた車種が日産マーチで、母がずっと乗っていた車だった)

そう考えると、わたしがこどもの話をしたり、こどもと接している姿を見て「お母さんになったねぇ」と声をかけてくれた人は、わたしの姿に彼・彼女のお母さん像を重ねてくれていたのかもしれない。それってとっても光栄なことだな。。。

なんか斜に構えてすみませんでした!

今後、母の姿に自分を重ねることが増えるのかな、増えないのかな。まだわからないけれど、そんな瞬間に出会えることが楽しみです。

以上!どプライベートな気づきでした!

そんな母と息子と夫とわたし(見切れてるのは姉と姪っ子)

最後に…今回使わせていただいたとっても素敵な写真は志田彩香さんに撮影してもらいました!いつも会社の採用系写真をご依頼している縁でお願いさせていただきました。スペシャルサンクスです!以下はおまけ写真

ぼんくら社長っぽくてかわいい。
消防車が好きなので消防署で2歳のバースデーフォト撮った一幕
近くでポンプ車を見れた!



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