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めざすは「メンバー全員SQLマスター🏅」!DROBE SQL Boot Campに参加してみた。

こんにちは!DROBEで人事・広報をしている阿久澤です。少し前の話になりますが、CEOの山敷が発案・企画・講師を務めたメンバー向けSQL夏季集中講座「SQL Boot Camp」がとても良い試みだったので紹介したいいと思います。

「身につけたいスキルがあっても、目の前の仕事に追われてなかなかそんな時間とれない」「身につけてほしいスキルがあっても、どのように周囲を巻き込めばいいかわからない」
などとお悩みのビジネスパーソン、マネージャー、人事の方の背中を少しでも押せる内容になれば幸いです!

「センスを科学する」ことがモットーのDROBE

DROBEには創業当初から「センスを科学する」という言葉があります。ファッションを扱うのだからセンスはもちろん大事。でも、そこで終わらせず、センスという感性的なものをきちんと言語化・データ化することで、再現可能性を高め、よりサービスクオリティを上げていこう、という意志が、この言葉で表現されています。

AIを活用していることもあり、実際にDROBEでは日々たくさんのデータが蓄積され、分析され、施策に落とし込まれています。

※この辺りはCOO長井のnote「パーソナルスタイリング事業のプロダクト開発の裏側」でも紹介しているので以下一部引用。誰もが生のデータにアクセスできる環境が整っています。

全社員がSQLを書ける環境とカルチャー

話がプロダクトからやや逸れてしまう気もするのですが、日々プロダクトの進化を計測したり、データドリブンに改善を進めていく上で欠かせないのがこの点です。 

 DROBEではRedashを用いて分析環境を構築し、全社員がアクセスし、参照可能になっています。またGoogle Analyticsや各種広告のコンソール上のデータ、Googleフォームで回収したアンケートなども自動的にRedashに取り込むような仕組みになっています。

 PdMやマーケティングのメンバーはもちろん、CSやマーチャンダイザー(MD)、スタイリストも含めてほぼ全社員が SQL を書いて自らデータ抽出や分析するようなカルチャーになっています。

「パーソナルスタイリング事業のプロダクト開発の裏側」

とはいえSQLに苦手意識を持つ人、自己流で苦しむ人も

確かにDROBEは全チームにSQLを書ける人がいます。ただ、中にはSQLを書いたことがないメンバーも、見よう見まねで書いてはいるが体系的には理解できていないことで困っているメンバーもいました。

私自身、DeNAでサービス開発をやっていたときは自分でSQLを書いて分析していましたが、それももう6年前。人事に異動してからはさっぱりきっぱり触っておらず、ほぼ初心者状態。。

人事・広報としてサービスの訴求開発をする際に、いちいちデータの抽出をお願いしなくてはいけないことに申し訳なさとコンプレックスを感じていました。

そんな時に朗報が...!!!!

CEOが企画・講師を務める「SQL Boot Camp」が開講!

ある日突然CEOからこんな告知が。

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・期間は2週間
・毎朝一時間の授業
・未経験者でも一通りの分析ができるようになる(!!)

という夢のようなSQL夏季集中講座「SQL Boot Camp」が開講されるというのです。生徒は残り1名の募集枠でしたが、応募が相次ぎ、最終的には私を含む10名の生徒が参加することに。

いよいよ開講当日の朝!
9:00スタート。朝活ってその日1日の充実感を大いに底上げしてくれますよね...

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生徒のメンバー構成はこんな感じ↓
各チームから満遍なく参加し、まさに全社横断PJとなりました。

・スタイリスト(1名)
・CS(3名)
・MD(3名)
・マーケ(1名)
・コーポレート(2名)

山敷から、「汎用的なSQLスキルはもちろん、DROBE固有のデータの扱い方、分析に必要な考え方まで網羅する内容である」との説明が。期待感が高まります...!

↓オリエン時の説明資料。とにもかくにも実践力重視

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こうして2週間のBoot Campが始まりました。ここからは、この試みの個人的によかったと思うところを中心に書いていこうと思います。

よかったその1:ロードマップが明確

2週間は短いようですが、毎朝1時間+隙間時間に課題に取り組むことも考えればそこそこの持久戦。ただがむしゃらに走るだけでは息切れしてしまいます。

その点今回のBoot Campでは、初めからカリキュラムもゴリゴリに作られていました。これにより、2週間後の「SQLで大抵の分析が一人でできるようになる」というゴールに対し、現在地がどこなのかがわかり、モチベーションを高く保つことができました。

そしてまたこのカリキュラムが良い。座学と実習のバランスや、汎用的スキルとDROBE固有の情報のインプットの順番が絶妙で、初学者でもスムーズにSQLの世界に入っていくことができました。

↓カリキュラムの一部

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できることがどんどん増えていく感覚が心地よく、成長実感を糧に2週間を難なく走り切ることができたのはすごい!

よかったその2:リモートワークとの相性の良さ

DROBEは原則フルリモート体制、講義はすべてオンライン開催でした。山敷がZoomで自分の画面を共有し、実際に手元でSQLを書きながら講義してくれるのですが、これは絶対オンラインの方が見やすい!

また、朝の開催ということを考えても、過去通勤時間だった時間を充てることができ(なんなら起きぬけで参加できる...)、リモートワークとの相性の良さを感じました。

↓朝からなんでこんなにチャキチャキ喋れるのかというぐらい早口な山敷

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よかったその3:毎日必ず宿題があり、必ず講義で解説

「SQLは自分で書いてみることが理解・上達への一番の近道」ということで、毎日講義の後にはその日学んだことを使った課題が出ました。

「DROBEの年代別ユーザー数」
「●●(ブランド)の月次販売数」

などを、Redash上で実際のデータを使って導きます。

小中高と宿題というものがどうしても手につかずさぼりがちだった私のような人間でも、Boot Campでは宿題に取り組みたくなる工夫がたくさんありました。

・基礎問題、チャレンジ問題と難易度の階段も作られていて、手が付けられないが起こらない
・講義の前半を、前の日の宿題の全員の回答を見て解説する時間に充てるので、「解説してもらえる」ことがモチベーションになる
・かつ、間違っていても必ずできたところを褒めてくれる
・途中で行き詰まったら、いつでも専用のSlackチャンネルで山敷に質問可なので手が止まらない

また「業務を圧迫したら意味がない。1時間かけてもできなかったらもうその時点で手を止める」という明確なルールがあったのも良かったと思います。このルールにより、時間ができたらやろう...とずるずる先送りにすることもなく、行き詰まって2時間も3時間も無駄にして疲弊することもなく、まずは1時間ブロックして、その時間に無理なく宿題に取り組むことができました。

よかったその4:毎朝同じ時間に顔を合わせることで生まれる仲間意識

先述したように、各チームから生徒が集まった今回のBoot Camp。普段業務上であまりコミュニケーションを取らないようなメンバーとも、毎朝顔を合わせることになります。

みんなの宿題もすべて解説されるので、ひとりひとりのつまずきに共感したり、できている人を密かに尊敬したり...。自ずと参加者同士の仲間意識が芽生え、気がつくと「毎朝みんなに会える場」が楽しみにもなっていました。

↓notionで個人用にとったmemoを共有してくれる執行役員がいたり。。完全にノリは「ノート回して!」の学生気分です。

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一人だったら毎朝欠かさず何かを勉強するなんて到底続きそうもない私でも、「みんなで頑張っている」そんな感覚が背中を押してくれ、楽しく続けることができました。

よかったその5:教え上手褒め上手な先生の存在

これはノウハウでもなんでもないのですが、シンプルに山敷の教え方が上手だった説があります。

(毎回講義のZoomは録画し共有しているのですが、録画を見て復習する生徒の間では、「山敷さんが有名予備校の講師に見えてくる」と話題になっていました。)

あくまで実践力をつけることを目的としながら、知っておいた方がいい原理原則はきっちり伝え、ちょっとしたtipsも自然に盛り込んでくれる軽快な講義は天性のもの。

また、どんなにトンチンカンな質問をしても常に真摯に答えてくれ、間違ったSQL文でもこちらがやりたかった意図を汲み取りそれを生かした正解に導いてくれる...。カリスマ予備校講師もびっくりの、意外な才能が大爆発していました。

しかも、生徒の間でやや理解度の差がでてきた2週目には、希望者に昼の一時間で補講を行う手厚さっぷり。ここまでやってくれる先生の期待に応えたい、みたいな想いまで(少なくとも私は)芽生えてきていました。

「正直、想像以上にSQL書けるようになった!」

こうして、朝の講義・昼の補講・隙間時間で課題の取り組み、と、SQL漬けだった2週間が無事終わり、全カリキュラムが終わった後の私の率直な感想はこれ↑です。

入社して1年もの間、「いつかはSQL勉強したいな...」と頭の片隅で考えていた時間はなんだったのか。

2週間、毎日2~3時間を継続して充てれば、なにごともそれなりにできるようになる

この一言に尽きます。

もちろん、他にも意識したいこととしてはこんな感じ。

・がむしゃらに初めても息切れするので、カリキュラムは用意する
・座学だけでなく、課題で自分の手を動かすことが何より大事
・一緒に頑張る仲間の存在は心強い
・できたことを褒められると嬉しい

何かを学ぶとき、もしくは教えるときに、構えすぎて何も始まらないよりは、まずは社内で一番理解が深い人の脳内を見せてもらう、というぐらいのスタンスで十分なのでは、と個人的に思います。

長くなってしまいましたが、この辺りで!

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