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読書メモ: 深層学習

同じタイトルの本が自分の本棚に何冊かあります。その中で一番分厚いやつについて書いています。

第1章に「誰がこの本を読むべきか」という説明があります。

・機械学習を学ぶ大学の大学生で、深層学習や人工知能研究のキャリアを始めようと考えている人々
・機械学習や統計学に関わった経験を持たないソフトウェアエンジニアで、早急にその経験を身につけて、自身の製品やプラットフォームで深層学習を使い始めたい人々
(深層学習 1.1 誰がこの本を読むべきか)

あとは、これに該当しないけどこの説明を読んで、自分も読んだ方がいいかなと思った人も読みましょう。

深層学習のプログラミングをすることが目的なら、「ゼロから作るDeep Learning」の2冊がオススメです。ディープラーニングを簡単に扱うためのライブラリを使用せずにディープラーニングに取り組むという楽しい取り組みのための本です。

えっと、なんの話だっけ。そう「深層学習」という分厚い本について書いています。

必要な情報がまとまっている

深層学習の勉強に必要な数学、機械学習の基礎、そして深層学習の実践と研究という構成です。欲しい範囲の情報が一冊にまとまっています。最新の情報が日々更新される分野で、翻訳という手順を踏みながら出版できていることに感謝したい本です。

深層学習に必要な数学は中学、高校、大学で教える内容の一部です。そういう事情から、「機械学習・ディープラーニングの数学」という内容の本もいくつか出版されています。高校の数学の教科書を開いて勉強するのは、無駄でありなおかつ不足があります。そんな数学の事情までまとめてくれているのは助かります。

必要な情報がまとまっているので、この本を中心に必要な情報を補うと十分な勉強ができます。今のところ、具体的なプログラミングだけ追加すれば良さそうです。

E資格の受験が目的なら

日本ディープラーニング協会のエンジニア認定資格「E資格」の勉強をするつもりなら、この本がシラバスの範囲と一致します。

そもそも、E資格の受験条件には日本ディープラーニング協会が認定した講座で学ぶ必要があります。その講座で相談すればいいです。

むしろ、E資格を今は受験しないけど同じような勉強をしたいというのであれば、上記の魚の本2冊を読みながらその通りにプログラミングしてみましょう。

今のディープラーニングについて情報を眺めて心を落ち着かせる本

最先端で研究に取り組んでいる人が何をするべきなのかは私にはわかりません。

自分は、ディープラーニングを自分の仕事で使ったり、他の人が仕事で使えるようにお手伝いをするという取り組みをしています。

この技術がどういう理論で成り立っているのかを理解して、何ができるのか何ができないのかについて考える基準になる情報があることは心の落ち着きに役に立ちます。

ではまた明日。

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