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シリーズ本当の強さとは?⑧”履き物を揃えるかどうか?”

本日の題名と強さと何が関係あるの?という感があると存じます。

その道で、どこまで進化し成長したいかは各々違うでしょう。プロ野球ドラフトに選ばれただけで満足する、サッカー・ラグビー・バレーボールなど競技での日本代表に選べばれただけで満足する。その世界・道で史上1番の成績を残すまでやり遂げるもしくはその努力を実践する。日本代表で、金メダル・世界一を目指し成し遂げる─一流・超一流、名人はどの舞台で戦っているでしょう。

一流・超一流、名人とされる方々は、本当の強さを兼ね備えていることは、改めて述べるまでもありません。自身がこれまで数々の一流・超一流そして名人と言われる方々を見てきた共通することを、7回に渡り綴ってきました。今回の「履き物を揃えるかどうか?」つまり、靴など履き物を脱いで、上がる玄関などで靴箱がない時、履き物の爪先をきちんと入り口方向に向け直しているか?「そんな細かなことや小事など、関係ない!」と言う方々は、残念ながら一流には到達できません。そこそので満足するレベルは到達するかもしれませんが、ほとんどが”戦力外通告”でしょう…なぜなら自分がそうだったので…

履き物をきちんと揃えるのは、礼儀作法だけでなく、寸分たりとも隙を見せない姿勢であります。明治時代前の武家の屋敷の造りは、玄関の上がりすぐに両脇に小さな空間があったと言われます。その空間に、刺客を忍ばせているケースがあったとされます。履き物を脱いでそのまま上がると、その空間から刺客によって絶命させられるとうことです。履き物を脱いでから、一旦揃えて心の”氣”を集中させ、刺客にその隙を見せないための作法であったのです。常に命のやりとりがあった武家の時代ならではの事象ですが、今の競技などに置き換えると、気持ちの隙が勝負の分かれ目になることは、誰もがわかることです。履き物を揃えることだけでなく、日常から小事を疎かにせず丁寧に行える方々が、本当の強さを有しております(つづく)

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