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気づけば時刻は深夜の2時をすぎ、僕の睡眠時間など気にせずに進んでいく。
もう金曜日か。もう終わってしまったのかと思うと絶望という感情しかない。
つい昨日、僕は友達とマックを大量に頼み腹を痛めたと言えるほどに先週の日曜日に起こったことを鮮明に覚えている。
1日というのは始まりは長く、1年、いやもはや10年の時を今から過ごすかのように感じでしまう。しかし振り返って仕舞えば一瞬で、ある意味過去という者には限界があり、本当に私の記憶の過去はどこかの時点でカットされているのではないかと思うほどには1日が早く感じる。
一週間だってそうだ。この一週間で僕はあり得ないほどの時間を過ごしたはずだ。
あり得ないほどの困難を乗り越え、いまだに目を合わせていいのかと悩んでしまう彼女に向ける顔はなく、どうしようかという思いはまだ心に残る。
しかし振り返ればまるで過去がなかったかのように、僕が悩んでいたのがバカだったかのように僕を嘲笑う。
この日記を初めた4分前の僕は4分後の僕を嘲笑うだろう。
まだお前は寝てないのか、朝飯を食べるのであれば早起きしなければだぞ
そう僕をあざ笑っているとさえ感じてしまう。
今日はあまり書くことがない。
というより書いていいことが少ない。
であるから僕の夜に起こった、深夜に起こった話をしよう。
僕らの寮には例外を除いて基本各寮一部屋のラウンジと呼ばれるパブリックスペースがあるのだが、私の寮はそこを使うことの許可を得られていない。
一部のルールを無視し、私は誰にも縛られないのだと自由に縛られている人間のせいでこの状況をいい展開にしようと、努力する僕らを無に返す。
Cには明日の講演のことについて先生に聞いてくれないかとお願いしたのはそれが理由だ。
なんだかんだ言って管理職ばかり任される僕はまたしてもラウンジの管理職になってしまうらしい。
ルール違反を犯したものがいれば注意しラウンジ出禁、そして寮監に報告しなければいけないというまた心が痛む仕事を任される。
しかしこれを我々がやらなければ一生実現されない目標なのである。
お試しウィークと名付けられたその週は僕ともう一人の友人に稼動労働を強制し、睡眠時間までも奪ってくる。
しかしこれしかないのだ。
納得されるためには、信頼されるためには実行に移すしかない。
Cへの感謝の連絡は1時間をもゆうにこえるし、気づけば時間は2時17分。
最悪だ。そろそろ寝たい。
しかし私が今日授業中に思いついた変なアイデアを発表しようと思う。
まずは斜陽についてだ。
あの太宰の斜陽ではない。太陽、沈みゆく太陽という意味での利用である。
沈んでいく斜陽のテープカセットを逆方向に回せて仕舞えば斜陽の復活、要するに極論飛び降り自殺を映画のフィルムを用いて撮ると死へと直面する人間は急速に生へと触れる。これほど面白いものはない。この現象をいかに文章に持ち込むべきか。
悩みどころだ。
ういえば明日はCと弦を買いに行く。流石に売っているだろう。どうやったらここまでの破壊神が出来上がるのか悩みどころだ。
まあ第一僕はその欠陥も含めこのバンドにいてくれて良かったと思っている。
そろそろ睡魔が私を誘惑してくる頃だ。
女性からの誘惑は気にしないほどの人間ではあるが流石に話が変わってくる。
正直今は何を書いているのか頭に浮かんでいない。本当に寝なければ私は過労死のようにそこらのマットレスの前での垂れ死んでいる人間となってしまう。
それを予防するためにCといく遠足は毎回楽しみである。優しいお爺さんがいることを祈るしかないのだ。
本当に限界だ。
瞳を閉じさせてくれ。
それでは
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