実写版ゴールデン・カムイの話

こんにちは。
先日ゴールデンカムイの実写映画を見てきました。
原作ファンで月1~2くらいで映画を見に行く人間なのでかなりハードルは上げて見に行きましたが
結論からいうと思ったよりよかったです。
それぞれをサクッと説明します


【よかったところ】
まあまずお金と時間と労力をかけてちゃんと撮ってるのがわかるところです。雪原や山岳、自然のなかではもちろんアクションの練度も高く悪目立ちしてる役者さんはいませんでしたね。

さらにキャラクターの人選がよかったです。とくに土方、牛山、白石、鶴見、この辺の人選はとてもよかった。

2時間というのを感じさせないというかそれ以上の中身のこさがちゃんとカムイでした。コメディもまだみれるレベル

カムイといえばジビエ飯
そこはかなりこだわりを感じたし美味しそうだった。オソマはどうみてもみそだがオソマだった。その辺の映像化はいい感じにグロくないように見せててなおかつ原作通りのクスッとするところがちゃんと残ってた


【微妙なところ】
一番気になったのが多くの登場人物の衣服がきれいすぎる。これコスプレ映画になるかならないかを大きく分ける要素なんだけど、服に生活感がないと一気にコスプレ映画になる。

アシリパも杉元も一番好きなキャラだからこそそこがかなり厳しくみた。どっちも衣装として着てる感じがぬぐえなかった。どっちもおそらく一張羅だしかなり着込んでてくたびてれるはずなのにまあきれいなお洋服。そこだけは悔やまれる。

アシリパが子供っぽすぎる。
アシリパは杉元がアシリパさんていうくらい子供のわりに中身が大人で、時々無邪気だったり弱かったり強かったりする、でも基本的に頼りになる存在だが配役の顔が童顔すぎるのもあって、子供っぽすぎるなと感じた。もっとクールでサバサバだったと思うが実写映画はツンデレっぽい。頑張って演じてはいらしたがイメージとは少し違った。

杉元は初見だと「いや違うなぁ…」って感じだったがラストに向かうにつれて、「ああ杉元だ…」となっていった。ただやっぱり服装が気になってしまう…

おおむねいい映画だったので微妙なところは少なかった。
おそらく続編になるにあたって懸念点がある

【次への懸念点】
まずどこまで原作を追うのか。
全部このペースでやろうとするとおそらく10作くらい作らないとおわらない。でもはしょって違うものになるのは辛い。その線引きをどうしていくのかは注目したい

邦画で実写映画になるとだいたい続編は微妙になる。これは人気にあやかった汚い大人や芸能事務所が圧力でひどい役者と原作改編を行うからだ。結果、学芸会か文化祭になって続編は作られなくなる。
そこに非常に懸念がある。このクオリティを外圧から負けずに突き通せるのか。動物愛護団体とか差別主義者などに炎上とかさせられてストゥでアザラシを殴るアシリパさんが見られないのかは注目したい。

まだ見てない人は一回は見るべし。ちゃんと原作リスペクトな映画だったと思いました。

以上








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