見出し画像

俳優ノート『松尾諭さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2022年後期朝ドラ『舞いあがれ!』&2022年秋ドラマ『拾われた男』に出演する松尾諭(まつお さとる)さん。エフ・エム・ジー所属。

今年、自身のエッセイ「拾われた男」が連ドラ化され、話題を呼んだ松尾さん。ひょんなことから芸能事務所社長に拾われ、下積み時代は女優の井川遥さんの付き人をしていたことも有名。

ドラマ版『電車男』(2005年)に出ていたのは微かに覚えていますが、一気に知名度を上げた作品といえば『SP 警視庁警備部警護課四係』(2007年)。岡田准一さんや堤真一さん、真木よう子さんと共に、四係のSP5人の内の一人に大抜擢。総合格闘技の特技が活きたんでしょうね。傑作。

“動く壁”となって要人の警護にあたる、警視庁警備部警護課第四係の面々の死闘と苦悩を描いた物語。過去のトラウマからある特殊能力を身に付けたSP・井上薫(岡田さん)と、その仲間たちがテロリストに挑む。

すでに4つの朝ドラに出演した松尾さん。『わろてんか』(2018年)では広瀬アリスさんとのコンビが話題を呼びましたが、やはりここは『ひよっこ』(2017年)でしょう。主人公(有村架純さん)が利用するバスの車掌役でしたが、後に村長選に立候補。あれ、当確はどうなったんだろう?名作。

高度成長期の真っただ中、日本の発展をささえたのは、地方から上京し懸命に働いた名もなき人々だった。この物語のヒロイン・谷田部みね子(有村さん)も、そのひとり。茨城県北西部の村に生まれ、集団就職で上京した“金の卵"ヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春期。

『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(2015年)、『不惑のスクラム』(2018年)、『よだれもん家族』(2022年)など連ドラ出演が途切れませんが、おすすめは『ムショぼけ』(2021年)。松尾さんは主人公(北村有起哉さん)と兄弟分のヤクザ役。傑作。

14年ぶりに刑務所を出所したヤクザ・陣内宗介(北村さん)。カタギの世界で生きていくことを決意するも、すっかり様変わりした世の中に困惑し…浦島太郎のようなムショぼけした男の任侠コメディ。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?