「愚公移山」な男たち…今週の『カムカムエヴリバディ』

3人のヒロイン（上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん）が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第21週「2001-2003」。

ひなたの元恋人・五十嵐（本郷奏多さん）がハリウッドで成功していたことがわかった月曜日。五十嵐の師匠である虚無蔵（松重豊さん）からは頭ポンポン。アニー（森山良子さん）と甥のジョージ（ハリー杉山さん）の間では、岡山の話題が出て再び“安子（上白石さん）”匂わせ。

ひなたと五十嵐が共に道場の雑巾がけをした火曜日。10年の時を感じさせない二人。一方、アニーが虚無蔵に映画のメインキャストのオファーをしていたことが判明するも、虚無蔵は頑なに拒否。そこに、かつて師匠からもらった木刀を持った五十嵐が現れ…。

アニーが虚無蔵に座礼した水曜日。ハリウッド映画への出演が決まり、五十嵐はひなたに「二人で飲みに行かない」と誘う展開。淡い期待か、ルージュを引いてバーに向かったひなたでしたが、五十嵐がコスチューム担当のデイジー（ひなぎく）と結婚するという報告。復縁なしというのも現代的。

一方、大月からの差し入れの回転焼きのあんこを、味を確かめるように口にするアニー。虚無蔵も称賛する美しい座礼といい、アニー＝安子説はミスリードなのか、それとも…。

モモケン（尾上菊之助さん）と虚無蔵の記者会見が行われた木曜日。虚無蔵の長い下積みを知る轟監督（土平ドンペイさん）は号泣。さらに、映画に「雉真繊維」の足袋を使いたいという話を聞いた勇（目黒祐樹さん）も号泣。千吉（段田安則さん）と稔（松村北斗さん）の想いがつながりました。

一方、かつての米軍将校の社交場だった場所でのクリスマスフェスティバルへの出演を依頼されたトミー（早乙女太一さん）と錠一郎（オダギリジョーさん）。そこはジョーや安子にとって思い出の場所。

アニーがあんこのおまじないを聴いて、裸足で立ち去った金曜日。入院した雪衣（多岐川裕美さん）から、安子にまつわる話を聞いたるいは「みんな間違うんです」と。るいと安子の間の誤解を解いて、雪衣は死去。人生の帳尻を一応合わせた感じかな。

ジョーからクリスマスフェスティバルで「On the Sunny Side of the Street」を歌うことを提案されたるい。最終週予告ではどうやら歌うようですし、ジョーのトランペット＆安子との和解含め、クリスマスの奇跡が起こりますように。

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