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ドラマ日記『光る君へ』(第21話)&『アンチヒーロー』(第7話)

平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第21話「旅立ち」。

定子(高畑充希さん)が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇(塩野瑛久さん)はショックを受ける。任地に赴くことを拒み逃亡する伊周(三浦翔平さん)を実資(秋山竜次さん)らが捜索し、やがて発見するが…。

出家したと偽って現れた伊周でしたが、即座に実資に見破られ。「嫌だ、嫌だ」と駄々をこねる伊周を見かねて、母・貴子(板谷由夏さん)が同行することに。しかし、それも許さない一条天皇により、貴子は都へ連れ戻され…。これまで演じてきた中で、最もみっともない男を三浦さんが熱演。

一方、生きる気力を失った“推し”の定子を案じる、ききょう(ファーストサマーウイカさん)は、まひろの助言もあり、定子のために文章を描き始め。それを読んで、少しずつ生気を見せる定子。高畑さんの演技と語り、演出が最高。『枕草子』爆誕の神回でした。

主人公・明墨正樹(長谷川博己さん)は、犯罪者である証拠が100%揃っていても、無罪を勝ち取る“アンチ”な弁護士。“アンチ”な弁護士は正義か悪か!?新たなヒーローが常識を覆す、逆転パラドックスエンターテインメント『アンチヒーロー』の第7話。

明墨の真の目的についに辿り着いた赤峰(北村匠海さん)と紫ノ宮(堀田真由さん)。 次なるターゲットの闇を暴くことで炙り出される、12年前の驚愕の真実とは!?

次なるターゲットは、12年前の糸井一家殺人事件を担当した高裁判事の瀬古(神野三鈴さん)でした。二重三重の仕掛けで、衆議院議員の富田(山崎銀之丞さん)に瀬古が賄賂をもらっていたことを告発させ、瀬古は弾劾裁判にかけられ失職。

弾劾裁判が始まる際、藁をもつかむ心境で瀬古が助けを求めたのが、検事正の伊達原(野村萬斎さん)。瀬古にさまざまな「裏」を指南していたらしい伊達原ですが、「はて?」としらばっくれ。

現代においても、男性優位な法曹界において、自分が上に立って女性の立場を向上させようと、「泥水をすする」やり方で伸し上がってきた瀬古でしたが、転落。「はて?」同様、朝ドラ『虎に翼』につながる展開でした。長谷川さんと神野さんの演技合戦が凄かったです。

瀬古の不正が明らかになったことから、沢原(珠城りょうさん)は控訴審で無罪。赤峰(北村匠海さん)の悲願だった松永(細田善彦さん)も再審で無罪。そして…。全10話とすると、残り3話。いよいよ終盤ですね。


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