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マンガへの“渇望”がネカフェへと導く

「大人買い」という言葉がありますが、多くの人にとって子供時代は自由にできるお金は限られていて、予算(お小遣い)をどう使うかは悩ましい問題。自分もそうでした。

日々通う駄菓子屋などでの支出、プラモデル購入、数か月に一度の子供だけの都会(久留米市中心部)へのお出かけ&映画と外食など、どう考えても毎月赤字で、お年玉ストック分から補填するという生活(笑)。

マンガもその一つで、ちょうど書店で立ち読みができないシステムが確立され始めた頃。毎週定期購入する漫画誌を、友人らが購入する別の漫画誌と交換シェアしたり、廃品回収で見つけた古い漫画を持ち帰ったり、理髪店に置いてあるちょっと大人の漫画が楽しみだったり。姉が購入する少女漫画誌含め、漫画を読みたくて仕方なかったあの頃。

それだけに漫画喫茶(ネットカフェ)が普及し始めた時には、夢のような場所だなと思ったものです。今ではマンガも紙から電子へ。ネット上では無料で大量の漫画が読めますし、自分もドラマ化される原作などはチェックしますが、やっぱり紙派なんですよね。

あるアンケートによれば、ネカフェの「利用率」は全体で13%、男性18%、女性9%。利用頻度に関しては、利用者全体で「年に1回以下(65%)」が最も多く、次いで「2~3カ月に1回(11%)」、「半年に1回(9%)」の順だとか。定期的に利用している自分のような人間は少数派のようです。

先日、普段利用しているネカフェがなくなり、困っていることを書きました。駅から1分もかからない立地で、使い勝手が良かったのですが仕方がない。というわけで、新たなネカフェを見つけました。大手3大チェーンの一つ「自遊空間」です。

元々、「自遊空間」の他店舗の会員証を持っていたのでそれを持参(あらためて数えると「快活CLUB」など他にも5枚ほどのネカフェ会員証。旅先でも利用するため)。久しぶりに入ると、受付が無人化。例の感染症のせいなのか、人手不足なのか。

1回目はちょっと用事があったので、店内やシステムの把握に努めたくらいで、ランチカレー(平日トッピング無料で110円)とアイスクリームとコーヒーを堪能して帰りました。

2回目はたっぷりと6時間コース。「このマンガがすごい2023」の上位作品をチェックしつつ、『僕の心のヤバイやつ』最新8巻をようやく読みました。陰キャらがついに両想いかあ。

一番気に入ったのは、自分も所持している『ハイスコアガール』のスピンオフ作品『ハイスコアガールDASH』。中学の国語教師となり、かつての熱さを忘れていた日高小春の物語。いや、面白かった。





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