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ドラマ日記『パリピ孔明』(第2話)&『推しが上司になりまして』(初回)

中国三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井理さん)が、現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女・月見英子(上白石萌歌さん)を軍師の如く成功に導いていく音楽青春コメディ『パリピ孔明』の第2話。

諸葛孔明が月見英子を売り出すべくブッキングしたのは、アートフェスでのライブだった。しかし英子のブースは一番端。しかもその向かいは人気インディーズバンド「JET JACKET」のブースだった。不安になる英子だが、孔明は「この戦、勝てますよ」と意味ありげに微笑む。

「JET JACKET」のボーカル・RYO役を演じたのは森崎ウィンさん。前クール『真夏のシンデレラ』では、理沙(仁村紗和さん)の元夫を演じていましたし、今期『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』にもレギュラー出演。ダンス&ボーカルユニットもしていたので、パフォーマンスシーンも完璧。

RYOが喉を痛めていると察知した孔明は、バンドの代表曲である『MID DAY』をアートフェスで歌うことはないと考え、「無中生有の計」により、「JET JACKET」のステージに潜入させた、英子のファンで孔明の密偵(石野理子さん)にある言葉を叫ばせ、観客を英子のステージに誘導で大成功。

その後、BBラウンジにクレームを入れに来た「JET JACKET」のメンバーたちでしたが、孔明お手製の喉薬を飲んで、皆いい声になり、機嫌を直して帰っていきました。この声だけのために、人気声優・梶裕貴さんが起用されるという贅沢。

英子の次なる目標は、「10万イイネ」を条件にした超大型音楽フェス「サマーソニア」への出演。トントン拍子にステージが上がっていきます。次回もオーナー小林(森山未來さん)の「超孔明だな」が聞けるかな。

人生のどん底にいた主人公・中条瞳(鈴木愛理さん)の前に、引退し消えた【最推し】舞台俳優・桐生斗真(片寄涼太さん)が、【上司】高城修一となって現れる、キラッキラのジレきゅんラブコメ『推しが上司になりまして』の初回。

瞳の最推しである舞台俳優・桐生斗真が、ある日突然の引退を発表。瞳は現実を受け入れられず、悲しみに暮れていた…。その翌日、イケメン御曹司が新しく部長に配属されるとの噂が。斗真よりイケメンがこの世にいるわけがないと思っている瞳の前に現れたのは、なんと瞳の最推し・斗真だった。

主演を務める鈴木さんは「ハロー!プロジェクト」出身の元アイドル。ドラマ出演は多くはありませんが、『植木等とのぼせもん』での奥村チヨ役が印象に残ります。先日から『あざとくて何が悪いの?』の2代目MCに就任。今最も注目されているタレントの一人。

俳優・桐生斗真は本名の高城修一の名前で、父が経営する会社の部長にいきなり就任するのですが、実力が伴わず陰口を言われ。当初は舞いあがっていた瞳でしたが、修一の本音を聞き、舞台を引用したアドバイス。

修一も俳優としての演技力を活かして、さっそくいい方向へ。会社の部下たちと円陣を組むという、これまた舞台的演出。「推しに触れてはならぬ精神」が、恋愛に変わる瞬間を見るという、有り得ない設定の妄想系恋愛ドラマとして、気軽に見るのがいいでしょう。


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